東洋、西洋の占いに精通する水晶玉子さんが、和暦の中にある大安、一粒万倍日、天赦日などのさまざまな幸運日、開運の転機となる日をピックアップした『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー2022』を上梓しました。スペシャルな吉日には水晶さんのアドバイスも添えられた、最強の開運ダイアリーです。 日本の暦にあるいくつもの吉日。その中で一番の大吉日「天赦日」と、開運効果がさらに高まるスペシャルな幸運日について、水晶玉子さんが解説します。また、吉日と凶日が重なっている日の過ごし方ついても伺いました。
暦の中の一番の大吉日、天赦日にチャンスをつかむ
“縁起のいい日”と聞いて、最初に思い浮かべる吉日は「大安」ですよね。でも、日本の暦には、大安より縁起のいい日があります。それは、“天が地上の万物を養い、すべての罪を許す日”と言われる「天赦日（てんしゃにち）」。二十四節気と日の干支で決められ、年に5～6回しかない、暦の中の一番の大吉日です。
天がすべてを赦してくれるので、どんなこともうまく進みやすくなり、さまざまな慶事や、大きな課題に取り組んだり、思い切ったことに挑戦したりするのに良い日とされています。
そんな大吉日の「天赦日」ですが、ほかの吉日と重なることで、開運力がさらにパワーアップするダブル幸運日やトリプル幸運日も存在します。
なかでも、“一粒の籾が何万倍もの実をつける稲穂に育つように、大きな幸運や成功のための種まきによい”とされる「一粒万倍日」が重なる日は、物事が大いに発展しやすくなります。ささやかなことでもいいので、新しいこと、いつかやりたいと思っていたことに挑戦しましょう。
ただし、一粒万倍日に借金をすると負債が膨れ上がるとされているため、金銭面での無理はしないようにしてくださいね。
2022年2月以降の天赦日と、ほかの吉日の組み合わせは以下のようになっています。それぞれほかの運気との組み合わせで特徴がありますので、用途に合わせて選んで使ってみてください。
●3月26日(土) 天赦日×一粒万倍日×寅の日寅の日は、虎が金運を象徴する黄金色をしていることと、古くから「千里を行って千里を帰る」伝えられていることから、使ったお金を呼び戻してくれる日とされています。一方、出かけても無事に戻るという意味から派生して、すぐに戻ってくることが芳しくない事柄（婚礼など）はこの日を避ける場合もあります。2022年は寅年でもあり、寅の日の作用は強くなりますので、有効に活用してみてくださいね。
※「寅卯天中殺日」なので、寅卯天中殺の人は要注意デーとなります。天中殺については『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー』で解説しています。●6月10日(金) 天赦日×一粒万倍日
※「仏滅」でもあります。●8月23日(火) 天赦日年支の寅と日支の申が「冲」という関係になる変化の多い要注意デーでもあります。シビアな選択や方向転換を余儀なくされがちですが、他方で、よくないことをうまく修正して清算できる日にもなります。
●10月22日(土) 天赦日×大安●11月7日(月) 天赦日×大安×甲子甲子は十干の最初「甲」と、十二支の最初「子」が組み合わさった日。60日に一度めぐってくる、運気のサイクルが切り替わるタイミングです。物事を始めたり、これまでの環境や流れをリセットしたりするのによい日とされています。
