アート・カルチャー・ホビー

空間人類学の視点から知られざる京都が見えてくる『アフリカ人学長、京都修行中』

〔今月の本/文化論〕

『アフリカ人学長、京都修行中』

『アフリカ人学長、京都修行中』

ウスビ・サコ 著/文藝春秋

京都に暮らして30年。2018年からアフリカ系として初めて日本の大学の学長になったウスビ・サコさん。

本書は建築を専門とする著者が、文化人類学の手法を用いて空間を研究する空間人類学の視点から、京都の町と人を論じた一冊。

場所や空間に敏感で、何より地縁を大切にするがゆえの婉曲的なものいいに隠された京都人流の気遣い。

古くから職人文化が根づく職住一体の町ならではの、路地ごとに異なるルールや作法。間口が狭く、奥に長い町家の構造が伝える家のなかのヒエラルキー……。

著者がその経験から紐解いた京都人コードになるほどと納得。

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『家庭画報』2021年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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