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この世の誰もが同じ人間なのだから。「掬水月在手」【心を整える言葉・6月】文/川野泰周

2020.06.03

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掬水月在手(みずをきくすればつきてにあり)

掬水月在手

月と一枚になるように、世界中の人が一枚になる


文/川野泰周(林香寺住職・精神科医)

唐の時代の詩に「外で顔を洗おうと水を両手で掬うと、ふと手の中に鮮やかな月が浮かんでいた」という一節があります。


世界規模で不安が渦巻くこの時世。もし月にウサギが住んでいたら、今の地球はどんなふうに見えるでしょうか。

禅の世界では「主客一体」、すなわち見るものとしての私と、見られるものとしての月を区別せず、寸分の隙間もなく一枚に重なり合う境地を説きます。

この世の誰もが同じ人間なのだから、苦しんでいる人のいるところがたとえ地球の裏側であったとしても、思いやりを届けられるはず。

そんなITの使い方って、素敵ですよね。
『家庭画報』2020年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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