学ぶ
2019/04/20
文/小笠原敬承斎(小笠原流礼法宗家)
お詫びの気持ちを相手に伝えることは大変難しいものです。
最も大切なことは、自分の気持ちを晴らすための謝罪ではなく、あくまでも相手に対する非礼を素直なこころで、気持ちを込めて誠意を伝えることではないかと思います。
先方に伺う場合は、まず相手の気持ちに対して、真摯にこころを傾ける姿勢が必要です。
相手の話の途中で、「でも…」などと自分や身内をかばうような言葉を発することは控えましょう。お詫びに伺ったつもりが、言い訳をしているという印象で終らないよう、相手の気持ちに寄り添うように心がけることが大切です。
潔くお詫びをすることによって、相手の方から信頼を得ることもあります。 謝罪には、自分や身内の過ちをしっかりと受け止める責任感も欠かせません。
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