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思い出という、自分だけの宝物に生きる。数学者・藤原正彦さんの「新しい世界の生き方」

2022.06.02

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新しい世界の生き方 6月・懐かしい歌を歌う

懐かしい歌を歌う

文=藤原正彦(数学者・作家)

年齢が進むということは未来が狭まるということだ。同時に過去は広がる。思い出が多くなるということだ。狭くなる未来ばかりを考えていては気がふさぐ。思い出という、他の誰のものでもない、世界でただ一人、自分だけの宝物に生きるのだ。


私は自分を育ててくれた歌を毎日歌う。子どもの頃の歌を歌い、幼友達や故郷を思い出す。日本の歌は抒情に溢れている。忘れていた淡い恋心や、つらかった恋を思い起こさせてくれる歌もある。亡き父や母を偲ばせてくれる歌もある。

懐かしい歌を大声で歌うと、涙が、そしてなぜか明日への力が湧いてくる。
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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