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“日本の味”は宇宙でも大人気!野口聡一宇宙飛行士のお気に入り「宇宙日本食」

夢と憧れの宇宙旅行時代へ 宇宙画報 第5回(全9回) 気宇壮大な夢物語でしかなかった民間宇宙旅行が、遂に現実のものとなりました。今、注目の民間宇宙旅行の現在進行形を追いました。前回の記事はこちら>>

野口宇宙飛行士が宇宙で食べたお気に入りから。「宇宙日本食」

宇宙日本食

日々進化を続ける宇宙でも人気の“日本の味”

いつの時代も、食事は最高の文化交流。宇宙でもそれは同様で、食事の際、乗組員たちはそれぞれに“お国自慢”の宇宙食を持ち寄ります。

「実は、NASAが認めた宇宙食には主食からデザートなどを含めて300種類以上あり、最近では豆腐や魚などを使った外国のヘルシーメニューも増えています。でもおいしいと思うのは、やっぱり宇宙日本食ですね」と野口さん。

常温で1年半以上の保存が効き、衛生性が高く、液体や微粉などが飛び散らないなどJAXAが定める厳しい認証基準をクリアした宇宙日本食は、日本の食卓に並ぶような主食からデザート、調味料まで計47品目にのぼり、その数は増加傾向にあります。

なかでも野口さんのお気に入りの一つが、福井県の若狭高校海洋科学科が地元で養殖した新鮮な真さばを用いて12年かけて研究開発した「サバ醬油味付け缶詰」。そのほかビーフ味の「スペースカレー」は、アメリカとロシアの乗組員から大好評だったとか。

宇宙日本食の調理は、フリーズドライの食品にお湯もしくは水を注ぐか、レトルト食品や缶詰を温めるという方法に限定されますが、その中で各食品メーカーなどが日々おいしさを追求し、進化させているのです。

JAXAが認証した宇宙日本食は全部で47品目

宇宙日本食

宇宙飛行士の健康を維持するとともに、気分転換にも大切な役割を果たすのが食事。

写真手前はJAXAが認証した宇宙日本食。奥の「YOHKAN」(山崎製パン)、「スペースカレー」(ハウス食品)や「ホテイやきとり宇宙用」(ホテイフーズコーポレーション)、「宇宙おにぎり」(宇宙の店)などは一般購入も可能。長期保存が効くことから災害に備える非常食にもなる。

このほか、フランス料理店が監修した「イベリコ豚とマッシュルームのカレー」や、八丁味噌を使用しただしで炊き上げた「名古屋コーチン味噌煮」など、宇宙食は実にバラエティ豊か。

下のフォトギャラリーから詳しくご覧ください>>

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取材・文/冨部志保子 取材協力/JAXA NASA 撮影/本誌・坂本正行 参照文献/『宇宙飛行士 野口聡一の全仕事術』(世界文化社刊)

『家庭画報』2022年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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