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“祭”の語源は“祀り”。原点にあるのは実りへの感謝【残したい日本の行事 10月】

原点は実りへの感謝

秋祭り

秋祭り
神様との交流を楽しむ

絵・文=鮫島純子(エッセイスト)

“祭”の語源は“祀る”で、神様に供え物をお祀りし、五穀豊穣、疫病退散、世界平和などを祈願し、神の恩恵に感謝する目的で始まった行事と言われます。

とくに実りの秋には作物の豊作に感謝する意味合いが強く、収穫した作物を神に捧げ、捧げた食べ物を祭りの最終日に直会(なおらい)で頂く、それを神との交流と考える“神人共食(しんじんきょうしょく)”を楽しむ風習が生まれたとか。

やがて神をもてなすための音楽や踊りを披露する神楽や田楽も盛んに行われるようになりました。

日本人の深い祈りの思いは、祭りの中にも脈々と生きているのですね。

『家庭画報』2021年10月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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