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【「能」の言の葉・7月】当麻/色はえて掛けし蓮の糸桜 花の錦のたてぬきに 雲のたえまのまだらなる 雪も緑も紅も

7月・当麻(たえま)

蓮

7月頃から花を咲かせる蓮は『古事記』や『日本書紀』にも記述があるなど、古くから日本で親しまれてきた。仏教とのかかわりが強く、寺院の池や水田、沼地に見られる。写真・草木 勝/アフロ

色はえて掛けし蓮の糸桜 花の錦のたてぬきに 雲のたえまのまだらなる 雪も緑も紅も

選・文=大倉源次郎(大倉流小鼓方十六世宗家)

中将姫伝説を元に創作された能『当麻』。

蓮の糸を五色に染めて糸桜に掛けたところ、桜が蓮の花の色に咲いたと伝わる。

青空に広がる五色の糸は中将姫の手に依って曼荼羅に織られ一千年の時を経て人々の心を動かし続ける。

『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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