美容・健康

コロナ禍の新年に笑顔を! 皮膚科医が実践する「笑う門には“ハリ”も来る」

365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】コロナ禍で迎える新年。とっておきの美容法は?

新年を迎え、美容のルーティンを見直したいのですが、何から始めればよいでしょうか。

【回答】一人きりでも、マスクの下でも、口角を上げましょう

最新の美容医療や抗加齢医学に精通し、それらを積極的に実践することでも知られる美容皮膚科医・小柳衣吏子先生。

昨春来、マスクを常用する日々が続いており、小柳先生のクリニックにも、これまでにはないお悩みを抱えた女性たちがいらっしゃるそうです。そんな今、小柳先生が考える「とっておきの美容法」とは?

今の生活には「表情筋を使っていない」というリスクが潜む

「外出を控えて家でじっとしていたり、出かけても一日中マスクをしたままだったり。実はそこには、“顔の表情筋を使っていない”という共通点があります」と小柳先生。

確かに、一人で自宅で過ごすときには、喜怒哀楽を伝える相手もいませんし、外出時は会話を控えたり。表情豊かとは言えない現状です。

ところが、「筋肉は、使わなければ衰えます」と小柳先生。顔の筋肉も然りで、無表情であればあるほど、衰え、ゆるみ、結果としてハリが失われ、顔全体が下垂していくと言います。

表情筋を意識的に動かしましょう

私たちの顔には数10種類の筋肉が存在し、様々な表情を作り出しています。

「筋肉の詳細な名称や役割を覚える必要はありませんが、大まかに分けると“上げる筋肉”と“下げる筋肉”があります。そういえば今日は無表情かも?と気付づいたら、上げる筋肉をイメージしながら、口角を上げてみてください。

アスリートが筋トレをするとき、“この筋肉を鍛えたい”とイメージしながら行うといいますから、口角上げるときも、頬や口もとの上げる筋肉をイメージすれば、より効果的です」と小柳先生。

面白くなくても、ただ口角を上げてみる。それで十分

ところで、なにか“笑うきっかけ”を用意した方がいいのでしょうか?

「いいえ。特にきっかけを用意する必要はありません。もちろん、コメディ映画やお笑い動画を見るなどして、心から笑えればベストですが、ただ口角を上げてみる。それで十分です。

というのも、人間という生き物の場合、形から入ることで、脳が錯覚を起こし、心身が反応するのです。ですから、まったく面白くなくても、口角を上げてみたり、ははは!と声に出して“笑っているふり”をするうちに、心が上向いてきますよ。

私自身、マスクの下でも思いきり口角を上げる“ダイナミック・スマイル”を心がけていますし、疲れているときや思い悩んでいるとき、誰もいないオフィスで、声を上げて笑うことも(笑)。

さらに、笑うことで、腸内でセロトニンの分泌が高まることが知られています。腸の蠕動(ぜんどう)運動が促されて排泄もよくなり、肌も体も調子が整ってきます」(小柳先生)

小柳衣吏子/Eriko Koyanagi

東京・六本木の美容皮膚科「アオハルクリニック」院長。1998年順天堂大学医学部卒業。同大学病院勤務を経て、2011年アオハル クリニック院長に就任。同クリニックのコンセプトは「ウェルエイジング=よりよく年齢を重ねる」。その実践とともに、皮膚科のみならず様々な領域に関心を寄せて研鑚を積む。順天堂大学医学部 皮膚科助教(非常勤)、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会専門医。アオハルクリニック:https://aohalclinic.jp/

※小柳先生のお名前の「柳」の字の正しい表記は、木偏に夘です。

イラスト/umao 取材・文/佐野有子


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