アート・カルチャー・ホビー

郷 ひろみさん「僕の歌で、皆さんの気持ちが上がったら最高ですね」

〔心を解き放つ音楽〕

郷 ひろみ(ごう ひろみ/歌手)
1955年、福岡県出身。72年にNHK大河ドラマ『新・平家物語』で芸能界デビュー。またシングル「男の子女の子」で歌手デビュー。以降、数々のヒット曲を送り出す。ジャケット/エルネスト(バインド ピーアール) シャツ/ランバン コレクション(ジョイックス コーポレーション) パンツ/モンフレーレ(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター) ピアス/ローゼンヘムデン(ローゼンヘムデン サロン)

「レコーディングのときに、出だしに昔の歌謡曲みたいに“ウォンチュー!”と入れたらどうかなと思って、やってみたんです。それがうまくはまって、そのままタイトルにもなりました」と話す郷 ひろみさん。

イントロからキャッチーな新曲「ウォンチュー!!!」をリリースする。コーラスを従え、アップテンポで歌う恋の熱い駆け引き。さすが郷さん!と思わずにはいられない王道ポップスだ。

「物語を持った心に染み入るような音楽がある一方で、聴いているだけで気分が上がるこういう音楽もあっていいと思うんです。

歌謡曲を知らない世代の人たちには新鮮でしょうし、僕の世代の人たちはスッと入っていける気がします。メロディもサビのフレーズも耳なじみがよくて覚えやすいので、頭の中でリフレインして、気づいたら口ずさんでいるような曲になったらなと思います。それこそが、歌謡曲のよさじゃないでしょうか」

コンサートツアーも予定している。生身のパフォーマンスを最大限に届けることをコンセプトに、音楽の力と人間の力を前面に押し出してつくり上げる『HIROMI GO CONCERT TOUR 2020“twelve signs” 』。

昨今の状況を鑑み、一部の公演は開催見送りとなってしまったが、「一緒に大事な時間を過ごしてくれる皆さんのために、万全を期して想像を超えたステージを届けたい」。

そこには、「十分すぎるほど入念に準備してこそ、本番では100パーセント以上の力が出せる」という、郷さんのストイックなまでの人生哲学がある。

「僕は、自分は不器用だと思っているんです。だから人の3倍くらい努力しなきゃダメだと。10代の頃に読んだ格言集の“できるまでするのが努力だ”という言葉で、自分の甘さに気づかされたことが一つのきっかけですね」

以来、自分がやり始めたことは、途中で方向転換することはあっても最後までやる、できるまでやるのがモットーだという。

「今も基本的にそうです。“これでいいや”と思ってしまったら、それ以上の成長はないだろうし、年のせいにして諦めるのは癪(しゃく)ですからね(笑)。

人生は、勢いで何とかなった若い頃よりも、後半が大事。これからも自分を叱咤激励しながら、やっていこうと思っています。そんな僕の歌で、皆さんの気持ちが上がって、それによって免疫力も上がったとしたら、最高に嬉しいです」

『ウォンチュー!!!』

郷 ひろみさんのニューシングル『ウォンチュー!!!』

※発売日および全国ツアー『HIROMI GO CONCERT TOUR2020 “twelve signs”』の詳細は、郷 ひろみオフィシャルサイトまで

http://www.hiromi-go.net/

取材・構成・文/岡﨑 香 撮影/増田 慶 ヘア&メイク/猪狩友介〈Three PEACE〉スタイリング/JOE・森脇弘毅〈JOE TOKYO〉

『家庭画報』2020年07月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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