アート・カルチャー・ホビー

平松洋子さんによる、“食べる”をめぐる27人27様の文学作品を集めたアンソロジー

今月の本

『忘れない味「食べる」をめぐる27篇』

『忘れない味「食べる」をめぐる27篇』

平松洋子 編著/講談社 1800円

日本各地を歩き、その舌で発見した味を紹介する探訪記『日本のすごい味』をはじめ、食にまつわる多くのエッセイを執筆してきた平松洋子さんによる、“食べる”をめぐる27人27様の文学作品を集めたアンソロジー。

終戦後の混乱のなか、米の買い出しのため交換用の作業着を抱え、微動すらできない満員列車で秋田に向かった吉村 昭さん。

“うまいもんがあると、捜してでも食いに行くなんて、なんか、品がないよなあ”という渥美 清さんのことばを引く山田太一さん。

佐野洋子さんの「天井からぶら下がっていたそば」から、吉本隆明さんの最後のエッセイ「梅色吐息」、娘のハルノ宵子さんによる追想「最後の晩餐」へと連なる27篇の流れも素晴らしい。

表示価格はすべて税抜きです。

取材・構成・文/塚田恭子

『家庭画報』2019年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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