アート・カルチャー・ホビー

市川海老蔵さんの長女・堀越麗禾さんが歩み出す舞踊家への道

パパと同じ舞台に立つことを目指して

市川会記者発表

5月に都内で行われた製作発表会見から。右から二代目市川紅梅さん、市川海老蔵さん、堀越麗禾さん、市川ぼたんさん

「市川流」とは、七世市川團十郎の舞踊を九世市川團十郎が磨き上げて創り上げた日本舞踊の流派。このたび市川流の総代を務める二代目市川紅梅(こうばい)さんが初代市川壽紅(じゅこう)を、三代目市川ぼたんさんが四代目市川翠扇(すいせん)を、そして堀越麗禾さんが四代目市川ぼたんを三代同時に襲名することになりました。

三代襲名披露「市川會」には、海老蔵さんと長男で2020年に八代目市川新之助の名跡を相続する堀越勸玄(かんげん)くんも出演します。今回は、製作発表会見の折に特別取材の機会を得て、ぼたんさんと麗禾さんに舞踊公演への思いを伺いました。

市川ぼたんさん
市川翠扇を襲名する市川ぼたんさん

Q 三代襲名披露公演を催すとのこと、おめでとうございます。市川ぼたんさんは、どんなきっかけで舞踊家になろうと決めたのですか?

ぼたん:ありがとうございます。私が舞踊家になったのは、父から私の意思を問われたことがきっかけです。まだ高校生だったときに、父から「私自身の経験から考えても、将来の決断は早いに越したことはないから」と言われました。

当時の私は、大学に行かないという選択は考えにくかったので、大学へ進学することにしました。その後も父から進路について聞かれる機会が度々ありまして、大学3年生のときに「この道で勉強していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と伝えました。ある程度考える時間はありましたし、父は私の意思を尊重してくれて、決意するのを待ってくれていたんだと思います。

Q 市川流の重要な名跡である「市川翠扇」という名前を襲名することについては、どのような心境ですか?

ぼたん:新派の女優で、市川流の家元だった三代目翠扇おばさまは、私が生まれた前の年に亡くなっているので、残念ながら会うことが叶いませんでした。周りから聞く話では、三代目も二代目も、素晴らしい方だったそうです。

翠扇は市川流にとって大きな名跡ですので、今回四代目として襲名させていただくことになり、まだまだ至らないところも多い私ですが、一生懸命頑張っていきたいと思います。

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