美容・健康

がんの新しい免疫療法として注目の「免疫チェックポイント阻害薬」とは?

日本で現在承認されている薬は次のとおりで、すべて点滴で投与します。

①抗CTLA-4抗体薬 一種

活性化したTリンパ球(T細胞)や免疫抑制作用を持つ制御性T細胞の表面に出て、がんを攻撃するT細胞を抑制する免疫チェックポイント分子CTLA-4に結合して、その免疫抑制作用を阻害する抗体薬イピリムマブ(商品名ヤーボイ)。

②抗PD-1抗体薬 二種

がん細胞を攻撃するT細胞上に出て、がん細胞などが出すPD-L1やPD-L2が結合することによりT細胞にブレーキをかける免疫チェックポイント分子PD-1にPD-L1などの替わりに結合して、その免疫抑制作用を阻害する抗体薬のニボルマブ(同オプジーボ)とペムブロリズマブ(同キイトルーダ)。

T細胞上のPD-1分子と抗PD-1抗体薬の働き抗PD-1抗体薬 イラスト

③抗PD-L1抗体薬 三種

がん細胞などが出すPD-L1に結合して、その免疫抑制作用を阻害する抗体薬アテゾリズマブ(同テセントリク)、デュルバルマブ(同イミフィンジ)、アベルマブ(同バベンチオ)。

保険適用されているのは、悪性黒色腫や非小細胞肺がん、腎がんなど約一〇種類の進行がんです。

承認当初は単独で使われていましたが、一八年から、悪性黒色腫や腎がんではニボルマブとイピリムマブという種類の違う免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせ、非小細胞肺がんでは化学療法剤や放射線療法との併用など、他の薬や治療法との組み合わせでも使えるようになっています。

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