美容・健康
2019/03/25
40代のリップ選び 第1回(全7回) つい、いつも同じ“マイ定番色”を手にとってしまいがちな口紅。意外と難しい40代の色選び、その心得をヘア&メイクアップ・アーティストのAKANEさんに教えていただきました。
2019年の春夏シーズンも各ブランドから、口紅(リップ)の新作が続々と登場中!なかでも、カラーバリエーションを豊富に揃えた大々的なリニューアルや新作が多く、注目が集まっています。
そんな今だからこそ、いつもと同じ“マイ定番色”だけを使うのはもったいない・・・!ぜひ、新たな色に目を向けてみて。
今回紹介するのは、どの色も失敗なしで使えるものばかりです。その選び方の心得をご紹介します。
「40代の口紅(リップ)選び」目次
1. 王道リップの選び方
2. ベージュリップの選び方
3. ピンクリップの選び方
4. オレンジリップの選び方
5. ティントリップの選び方
6. マットリップの選び方
7. リップの素朴な疑問コラム
第1回目は、40代をより美しく見せる「王道口紅(リップ)」の選び方を紹介します。メイクのプロであるAKANEさんが考える、大人の女性にふさわしい王道リップ選びのコツとは?
ポイント1
「疲れて見えない」「生活感が出ない」こと
「40代のリップ選びで、最も大事なのは“疲れて見えない”ことと、“生活感が出ない”こと。」とAKANEさんは言います。
血色が足りないと疲れた顔に見えてしまうので、赤みのある色選びを意識しましょう。
「ピンクやベージュ、オレンジなどどんな色も、塗ってみて顔色が明るく健康的に見える色味を選ぶのが正解です。」
ポイント2
うるおいのあるテクスチャーを選ぶ
もう一つ大事なのが、うるおいのあるテクスチャーを選ぶこと。
「みずみずしさのあるリップは、唇を若々しく見せてくれます。乾燥した唇は疲れて見えますし、手入れが行き届いていない印象を与えてしまうので、うるおって透明感のあるものを選びましょう。
マットリップを好まれる方は、保湿力のあるセミマットを。今は、肌もつやのある作りこみすぎないメイクが流行ですから、時代に合わせて唇にもうるおいや輝きの質感を取り入れると、洗練された印象になりますよ。」
白っぽい色味はNG。顔色が悪く、くすんで見えます!
逆にNGなのは、白っぽい色味のリップ。
「顔色が悪く、くすんで見えてしまうので避けるのがベターです。」
写真上がNG(白っぽい) 下がOK(血色がある)
上の写真は肌が黄ぐすみして見えるが、下の写真は明るい肌に見える。
今回選んだリップは、どれも日常使いしやすく、オンオフともに使える万能な色みです。
「口紅を塗ったときに、普段の印象からかけ離れることなく、その人の本来の良さを引き出してくれるものを、と考えて選びました。
1本持っていると重宝するので、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね!」
ルージュ ココ フラッシュ #90 ジュール 4000円 お問い合わせ/シャネル カスタマーケア フリーダイヤル0120-525-519
シャネル
ルージュ ココ フラッシュ #90 ジュール
赤のニュアンスを帯びたローズウッドカラーが明るい血色感をもたらし、表情をいきいきと見せてくれます。たっぷり含まれたピグメントの効果で、ひと塗りでつややかな輝きと鮮やかな発色が楽しめます。
ピュア カラー エンヴィ リップスティック 291ヌード ルージュ 4000円 お問い合わせ/エスティ ローダー 電話0570-003-770
エスティ ローダー
ピュア カラー エンヴィ リップスティック 291
ベージュも、血色が良く見えるピンクが入ったタイプを選ぶことで、お疲れ顔を回避。なめらかで軽いテクスチャーに加え、うるおいを閉じ込めてキープするカプセル状のヒアルロン酸スフィアが、長時間つけていてもストレスない心地よさを実現。
B.A カラーズ リップスティック MG(マグノリア) 6000円 お問い合わせ/ポーラお客さま相談室 フリーダイヤル 0120-117111
ポーラ
B.A カラーズ リップスティック MG
ヴァイオレットが凛とした大人の表情をもたらすピンクリップ。赤でもピンクでもない絶妙な発色が、華やかさとおしゃれ感を兼ね備えた万能カラー。どんなシーンにも溶け込み、さりげなく印象づけます。品のあるセミマットな質感が、印象的な美しさを演出。
ディオール アディクト リップ ティント 541 ナチュラルシエナ 3700円(5/3発売) お問い合わせ/パルファン・クリスチャン・ディオール 電話03-3239-0618
ディオール
ディオール アディクト リップ ティント 541
周りと差を付けたいなら、トレンド真っただ中のブラウンリップを。一見、難しいと思いがちなカラーですが、赤よりも落ち着いていて肌なじみが良いので、大人のリップメイクとの相性は抜群。ただし、暗くて濃いブラウンは顔色を悪く見せるのでNG。ほんのり赤みがかったナチュラルなブラウンを選んで。
雑誌をはじめ、映画や映像、CM、イベントなど幅広く活躍。「その人の本来の良さを引き出すメイク」が信条。女優や著名人はもちろん文化人からも多くの支持を得る。
取材・文/大西マリコ
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