美容・健康

更年期のさまざまな不定愁訴に対応する専門外来「女性総合外来」って?

性差医療の考え方に基づき、女性特有の症状や病気に対応

金沢医科大学病院では2002年に石川県では初めてとなる女性外来(現・女性総合外来)を開設しました。

以来、「病気の発症やメカニズムには男女で大きな差があり、同じ病気でも治療のアプローチが異なる」という性差医療の考え方に基づく診療活動を展開し、女性特有の症状や病気に対応しています。

なかでも熱心に取り組んでいるのが「不定愁訴」です。不定愁訴とは、体がだるい、気力が出ない、イライラする、疲れやすい、よく眠れないといった自覚症状はあるものの、検査をしても原因となる病気が見つからない状態のことをいいます。こうした不定愁訴は更年期の女性によくみられることが知られています。

「この時期は卵巣の活動性が次第に消失し、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら減少していくため、心身にさまざまな症状(不定愁訴)が現れやすいのです」と同外来を運営する女性総合医療センター副センター長の赤澤純代先生は説明します。

同外来では、更年期の不定愁訴をはじめ、PMS(月経前症候群)、PMDD(月経前気分障害)など女性ホルモンのゆらぎによって起こるあらゆる症状に適切に対応できるよう、循環器を専門とする赤澤先生のほか、

呼吸器内科、形成外科、皮膚科、肝胆膵内科など、さまざまな診療科でトレーニングを積んできた5人のベテラン女性医師が担当しています。「この中には肥満や睡眠障害の治療を得意とする医師もいます」。

初めて受診する場合は電話予約が必要ですが、実はここから同外来のサポートは始まっています。

「この電話予約は“コンシェルジュナース”と呼ばれる専任看護師(藤田広美さん)が受け持っています。看護師は患者さんから心身の状態や状況を聞き取ったうえで、主訴を診察するのに最も適していると思われる医師の診療日に予約を入れるのです」と赤澤先生は説明します。

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

11月号 10月1日発売

京都の醍醐味

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading