美容・健康
2023/01/30
マスクをはずす日のための口もと美容 第1回(全8回) 3年にも及ぶマスク生活も、少しずつ変化が生まれています。一方で、口もとに自信が持てず、マスクをはずすことに抵抗があるという声も耳にします。晴れやかにその日が迎えられるよう、若々しさを取り戻すお手入れ法やリップメイク、オーラルケアまで、役立つ情報を多角的にお届けします。
ピアス19万9100円 イヤカフ25万7400円 リング59万9500円/すべてジュエル・ジェイジー ブラウス/スタイリスト私物
教えてくださったのは…
エイジングデザイナー
村木宏衣さん
大手エステティックサロンや美容医療クリニック勤務を経てサロン「Amazing♡beauty」を主宰。小顔、たるみなどの悩みに対する独自の村木式美容メソッドを確立する。
ほうれい線や口もとのたるみが加速したと感じる原因は、筋肉のこりと衰えにあると村木さんは指摘します。
「マスク生活下では、話すとき、もごもごとして口もとの筋肉が十分に使われません。筋肉は使わないと硬くこり固まり、リンパの流れも滞って、そこからたるみやむくみが起こります。口もとにはたくさんの筋肉がありますが、注目するべきは、ご存じ口輪筋のほか、上唇を持ち上げる上唇挙筋(じょうしんきょきん)と上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)です。笑ったとき、頰が上下に動かなくなっていたら要注意。マスクだるみにダイレクトに影響しています」。
村木さんのメソッドでは筋肉に対して垂直に圧をかけてこりをほぐし、弾力を取り戻しながら同時にトレーニングも行います。
「何歳になっても筋肉は鍛えられます。2週間で印象が見違えてきますが、日頃から上の前歯を8本見せる『え』の口の形を意識して話すことを心がけましょう。また、マスクの紐で長時間圧迫される耳のこりをほぐすことも、たるみ、むくみ防止に効果的です」
上唇挙筋と上唇鼻翼挙筋に加えて、口角を上げる口輪筋や頰骨と口角をつなぐ筋肉もほぐします。こりがほぐれ、柔軟性が復活することで、たった1回でも目に見える効果が。もともとたるみを感じないモデルさんも、口もとが上向きの印象になりました。
次のページ
次ページから実践しましょう© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.
Loading