美容・健康
2022/12/01
化粧品で肌は変わる 第1回(全11回) シワをなくしたい、ほうれい線を薄くしたい、昔の顔立ちを取り戻したい──。スキンケアにおける技術革新が加速度的に進む今、そうした願いが化粧品で叶うことも現実になってきています。果たして“若返り”は可能なのでしょうか。最先端テクノロジーを搭載したエイジングケア化粧品の最前線をお届けします。
草刈民代さん
日本を代表するバレリーナとして活躍し、バレリーナ引退後は女優として精力的に活動。今年は「キエフ・バレエ支援チャリティーBALLET GALA」を開催し、さらに活躍の場を広げている。
照明が当たった草刈さんの頰に綺麗な丸い“艶の玉”が現れ、カメラのモニターを見つめていたスタッフから一斉に歓声が上がります。艶玉は生命感あふれる美肌の証。
この日もほとんどファンデーションは使わず撮影に臨んだ草刈さん。「年齢を重ねるほど、ベースメイクは薄くしたほうがいいと思っています。そのほうが、しっかり塗り込むより断然綺麗に見えるからです。“薄化粧でいい肌”をキープするために、土台となる肌のお手入れにはかなり時間をかけています」。そう語る草刈さんですが、スキンケアに本腰を入れたのは50歳を過ぎてからだったといいます。
「踊っていた頃は全身のメンテナンスに注力して、肌にさほど気を配っていなかったんですね。化粧品で肌を甘やかしてはいけないとも思っていました」。
転機は肌に年齢を感じ始めたこと。女優として映像に映る肌に責任を持ちたいと、さっそくラグジュアリー化粧品をフルラインで揃えます。
「驚きました。みるみる肌がやわらかくなって、こんなに効くの?と思ったくらい。最先端の化粧品は“結果”が早く出るようにつくられていると聞きますが、本当にそのとおり。毎年一つずつ年齢を重ねているのに、肌はむしろ5、6年前より若くなったように感じます」。
毎日のお手入れで肌は変わる、と断言する草刈さん。
「大切なのは億劫がらずに手をかけること。運動で体の軸を保ちながら、美顔器も取り入れてスキンケアをていねいに。それが私らしい年齢の重ね方かなと思っています」。
撮影/久富裕史〈No.2〉(草刈さん)、Fumito Shibasaki〈Donna〉(静物)、国井美奈子、三田村 優(取材) ヘア&メイク/齋藤美紀〈SINCEREY〉 スタイリング/阿部美恵(静物) 取材・文/佐藤由喜美
『家庭画報』2022年12月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.
Loading