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日本の失明原因の第1位「緑内障」。発症のリスクや病気の特徴、早期発見のポイントは?

2022.08.18

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専門医に聞く 今、気をつけたい病気 第8回(01) 自覚症状がないうちに視神経が冒され、放置すると失明する緑内障。その原因やタイプ、進行の具合によって多様になる治療法について、広島大学大学院医系科学研究科視覚病態学教室教授の木内良明先生に解説していただきました。
〔解説してくださるかた〕木内良明(きうち・よしあき)先生
木内良明先生

広島大学大学院 医系科学研究科 視覚病態学教室 教授。1983年広島大学医学部医学科を卒業後、1989年広島大学医学部助手。1990年に米国Yale大学Yale Eye Centerに留学。1995年広島大学医学部講師、1997年国立大阪病院眼科、2003年大手前病院眼科部長、2006年広島大学視覚病態学教室教授、2018〜2022年に広島大学病院長を歴任。専門は眼科、緑内障。

加齢による視神経の減少が緑内障でさらに加速


緑内障は、視神経が変性し、徐々に視野が欠けて、見えづらくなる病気です。


有病率は40代以上の約5パーセントで、加齢によって発症しやすくなるため、75歳以上になると約10パーセントと高くなります。身近にも緑内障のかたがいるかもしれません。進行すると失明することがあり、日本では成人の病気による失明原因の第1位になっています。

日本緑内障学会の緑内障診療ガイドラインの改訂委員長を務めた広島大学大学院医系科学研究科教授の木内良明先生は「いったんダメージを受けた視神経は元に戻りません」と話します。

さらに、「もともと100万本ほどある視神経は毎年約5000本ずつ減っていくという研究結果があります。緑内障患者さんは正常に働く視神経が通常よりも減っており、加齢でさらに視神経がだんだん減るため、治療を続けていても視野欠損が進む可能性があるのです」とのこと。

緑内障は早期に発見して、治療によって視神経をできるだけ保護し、視神経の機能を維持することが鉄則です。
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