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【女医たちの更年期物語】食欲不振,胃腸障害,不眠…絶不調からの立ち直り

2018.01.26

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高知いちょう医院 理事長・院長 高橋亜佐子先生の場合

高知いちょう医院 理事長・院長 高橋亜佐子先生
高橋亜佐子先生

高橋亜佐子先生(53歳)は高知市内の医院の3代目。30歳で実家の高知外科胃腸病院に入り、経営の立て直しと時代に合わせた方針転換に着手し、1999年、35歳のとき内科中心の病院にリニューアルします。翌年には全国に先駆けて女性専用外来も開設。理想としていた「女性にやさしい医療」の実現に向けて新たなスタートを切りました。

体に不調が現れ始めたのは院長に就任した39歳の頃。アレルギー性鼻炎の症状に加えて頭痛と38度の発熱が頻繁に生じるようになったのです。ストレスによるホルモン変化が原因ではないかとの診断で、ピルを飲み始めると症状は少し軽くなりました。


思い当たるストレスは、確かにありました。「職員が年に何人も辞めていく状況でした。その度に人を雇い、新たな体制づくりをしなければなりません。経営や人事面での慣れない仕事で、かなり神経を遣っていました」

しかし診療以外の仕事は増える一方。2006年の病院機能評価の受審は大きなチャレンジであると同時に負担となりました。複雑な書類やマニュアルづくり、会議などに毎晩遅くまで追われ、食欲不振、冷え、機能性胃腸障害に悩まされます。漢方セミナーに参加し、漢方薬を飲み始めたのもこの頃でした。

2011年、47歳の高橋先生にダメージを与える出来事が重なりました。職員へのアンケートをとったところ病院への批判や辛辣な意見が予想以上に多く、さらに追い打ちをかけるように看護師と検査技師が4人一緒に辞職願いを出してきたのです。

「まるでトランプのカードみたいにパッパッパッと。あの光景は今も忘れられません。つい最近まで“院長先生、お話が……”といわれると反射的に胸が痛んだものです」

東日本大震災の津波の映像を見たことも潜在的な不安となり、症状は一気に悪化。特効薬でも治まらないほど下痢がひどく、不眠が続き睡眠導入剤が手放せなくなりました。婦人科を受診しピルの服用からHRT(ホルモン補充療法)へ変更します。
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