美容・健康

もしかしてこれがサイン? 40代以降に“更年期のはじまり”を伝える不調や症状

『更年期の教科書』グラフ

『更年期の教科書』グラフ※『からだにいいこと』(世界文化社)「更年期に関するアンケート」より作成
(2021 年6 月実施/回答278 名[うち閉経している人は93 名])

更年期症状は体に現れる症状とメンタルに現れる症状に大別できます。

これらは白髪や老眼、抜け毛や薄毛など、加齢からくる症状と同時に感じやすく、身体症状としてとくに多いのが、ホットフラッシュというのぼせやほてりです。急に顔がカーッと熱くなり、汗が大量に出て止まらなくなったりします。

これは女性ホルモンの乱れによって自律神経のコントロールがうまくいかなくなり、血管の収縮と拡張を調節する機能が阻害されることが原因です。 

そのほか、イライラや神経過敏、うつ状態などメンタルの不調に悩む人も少なくありません。こうした症状が起こりやすいのは、更年期という年代にあります。

女性の40代は、ある程度の経験を重ねてきた人生の成熟期。結婚や育児、仕事など、脇目も振らずひたすら全力で走ってきた人生の折り返し地点にある年代です。

そんな人生の曲がり角には、当然環境の変化も伴います。たとえば、子育てに奮闘してきたけれど、子どもが思春期に差しかかって反抗期を迎えたり、成長した子どもが就職や結婚で自立し、夫婦二人だけの生活になったりするなど、家族関係に大きな変化が生じます。

あるいは、独身で順調にキャリアを積み重ねてきたけれど、体力が衰えてこれまでのような頑張りがきかなくなったり、転職や配置転換などによる環境の変化にとまどったりする人もいるでしょう。

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