美容・健康
2021/05/10
一方、こうした“加齢による老眼”に加えて“目の使いすぎによるスマホ老眼”が増えていると平松先生は指摘します。
「2020年から続くコロナ禍で外出する機会が減って遠くを見るようなことがなくなり、自宅ではスマートフォン(以下、スマホ)やタブレットでインターネットの動画配信サービスなどを見るようなことが増えてきたのが原因です。50代なのに70代と同程度の老眼になることも少なくありません」。
また、デジタル機器のモニターを見続けているとまばたきの回数が減って目が乾きやすくなるため、ドライアイや眼精疲労も増えています。
ドライアイや眼精疲労になると見えにくさを感じるようになり、こうした状態で目を使い続けると視神経からの情報を受け取る脳が疲れてきて頭痛や肩こりを引き起こしやすくなります。
「withコロナ時代において自宅での楽しみを見つけるのは心の健康を保つうえでも大切です。今やその楽しみの一つとしてスマホは欠かせないツールだからこそ、目の健康を考えた使い方を知っておきましょう」と平松先生は提案します。
1「血管」
1−1 血管の老化はさまざまな病気を招く
1−2 血管年齢を調べる
1−3 血管を若く保つ
2「飲み込む力」
2−1 飲み込む機能が衰えると命にかかわることも
2−2 嚥下の仕組み
2−3 飲み込み方トレーニング
3「骨盤底筋」
3-1 骨盤底筋が衰えることで困っている中高年女性が増加中
3-2 骨盤底筋がゆるむ
3-3 骨盤底筋の鍛え方
4「胃の健康」
4-1 胃は病気がなければ年をとっても衰えにくい
4-2 胃の機能やピロリ菌
4-3 胃の検診・受診
4-4 胃によくない生活習慣を断つ
5「スマホ老眼」
5-1 巣ごもり生活で増加する“スマホ老眼”を予防する
5-2 目の働きと仕組み
5-3 目の老化を防ぐ
取材・文/渡辺千鶴 イラスト/にれいさちこ
『家庭画報』2021年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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