美容・健康

オンライン生活特有の息苦しさを簡単に解決。目からウロコの「呼吸法」のシンプルなコツ

365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】パソコンでの仕事に没頭するあまり、息苦しく、肩こりもひどいです

リモートワークでパソコン作業に没頭するせいか、気づけば、呼吸が浅くなっています。

【回答】呼吸法に挑戦する前に、息を吐ききってみましょう

リモートワークも定着し、あれもこれもオンラインの今。パソコンやスマートフォンから離れられず、ふと気づくと、呼吸が浅くなっている……なんてこと、ありますよね。

「私も証券会社に勤務していた頃、ストレスは常に“天井”。毎日、息を詰めて働いていました」とは、マザーアース・ソリューション代表の羽田賀恵さん。今では、そんな息苦しさとは無縁とおっしゃる羽田さんに「呼吸のコツ」を伺いました。

心身共にリラックスしていると、呼吸は1分間に18回

「私が経営するスパのメソッドにも応用していますが、心にも体にもストレスがかかっていない状態だと、呼吸のリズムは1分間に18回。これは、寄せる波のリズムと同じといわれています。海辺に行くチャンスがあったら、波のリズムを数えてみてください」(羽田さん)

ゆっくりの呼吸ができない人が増加中!?

「ところが、ストレスや心配事があったり、頑張りすぎると、呼吸は浅く、速くなってしまう。そんな状態が続くと、大きく深く息を吸うことさえ難しくなってしまいます。ヨガのレッスンなどで“ゆっくりの呼吸が苦しくてできません”、“腹式呼吸なんてムリ!”という人も少なからずいます。そんな状態になってしまったら、吸うことではなく、吐くことに意識を向けて」と羽田さん。

呼吸をラクにするために、「息を長く吐ききってみる」

「息を長く長く、吐ききってみてください。体の空気を、最後の最後まで。すると、無理をしなくてもスッとたくさん空気が入ってきます」(羽田さん)

では、トライ。1分ぐらいかけるつもりで、ゆっくりと空気を絞り出していきます。うーん……苦しい!でも、驚くほど空気がたっぷりと入ってきて、すっきりしませんか?

「まずは、吐ききってみる。そうすれば自然と入ってくるのです。何事も、手放すことで、巡ってきます」(羽田さん)

仕事の合間でも、就寝前のリラックスタイムでも、はたまた歩きながらでも、「吐ききってみる」を始めてみましょう。こり固まった背中や肩も、少しずつラクになるはずです。

現代人こそ、大地とのつながりを

もうひとつ、羽田さんがすすめるのが大地に触れることです。

「一日中、ストレスや電子機器等に囲まれている現代人こそ、大地に触れることが大切だと思っています。公園や砂浜で裸足になったり、土いじりをすると、気持ちがいいですよね。豊かな自然に囲まれて深呼吸をすれば、現代生活で知らず知らずのうちに、たまってしまったストレスや疲れがすーっと抜けていくような感覚になります」(羽田さん)

羽田賀恵/Kae Hada

証券会社勤務を経て、1999年にニューヨークへ。渡米中に薬草学のほか、ローフードダイエットやデトックス法などを学び、ホリスティックな美容法を実践する。天然クレイを用いた入浴料やボディケアプロダクト、スパなどを展開するブランド「CLAYD(クレイド)」を手がける、マザーアース・ソリューションの代表取締役。https://www.clayd.jp/

イラスト/umao 取材・文/佐野有子


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