インタビュー・レポート

濱田龍臣さんが挑む“新しい”ギリシャ悲劇『オレステスとピュラデス』

【今、この人に会いたい!】濱田龍臣さん ※秘蔵フォトギャラリーあり


2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』で、坂本龍馬の幼少期を演じ、また実写ドラマ『怪物くん』(日本テレビ系)で市川ヒロシ役を演じたことで注目を集めた。

濱田龍臣さんが出演する舞台『オレステスとピュラデス』が、2020年11月28日からKAAT神奈川芸術劇場で上演されます。主人公は、ギリシャ軍の総大将だった父の復讐を果たすべく、自らの手で母を殺したオレステスと、その手助けをした従兄弟で親友のピュラデス。神託を受けて、母殺しの罪を償う旅に出る若者2人の、ギリシャ悲劇には描かれていない旅の過程を新たに創作した“誰も観たことのないギリシャ悲劇”です。ピュラデス役の濱田さんに意気込みなどを伺いました。

――注目の若手演出家・杉原邦生さんが演出を手がける本作品。稽古はいかがですか?

「自分たちが持っているものを見てもらいつつ、邦生さんの全体的な演出イメージについて細かく話をさせていただきながら、和気藹々とやらせていただいています。邦生さんはとてもフランクで優しい方で、一緒に話をしているとほっこりします。共演の皆さんも素敵な方ばかりで、役柄に負けないくらい個性にあふれている方が多いので、笑顔が絶えない稽古場です」

――オレステス役は鈴木 仁さん。鈴木さんは今回が初舞台だそうですね。

「僕も今年の夏に初舞台を経験したばかりなので、支え合いながら一緒に歩ませてもらっています。仁さんとは映像作品で2回共演させてもらっていますし、稽古場では席が隣なので、休憩時間に台詞を合わせたり、おしゃべりもよくしていて。年齢としては仁さんのほうが1つ年上なので、すごく優しいお兄ちゃんという感じです」

――ギリシャ悲劇に登場する2人の青年を取り上げ、物語の空白部分を創作して上演する本企画。KAAT神奈川芸術劇場でギリシャ悲劇の上演に取り組んできた杉原さんならではの着想だなと感じます。

「そうですよね。しかも、劇中でラップが歌われたり、ダンスシーンがあったり。僕は杉原さんの作品を拝見したことがなかったので、こんな舞台があるんだ!と思うことばかりです。セットもほぼ何もないので、広い舞台の上に、役者が台詞を言うことで劇世界が広がっていく瞬間というのも楽しみです。もちろん大変だとは思うんですが、何もない舞台で役者が言葉を発することで風景が見えてきて、劇世界が動き出す……邦生さんの役者に対する信頼感をすごく感じる部分でもあるので、頑張りたいです」

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