インタビュー・レポート

相葉裕樹さんが舞台『幸福論』に出演。能を題材に問いかける、人間の幸せ

【今、この人に会いたい!】相葉裕樹さん ※秘蔵フォトギャラリーあり

相葉裕樹
すらりとした長身に白い肌。質問にビビッドに反応しながら、自分の言葉でしっかり答えてくれるところも魅力的な相葉さん。

能・狂言を土台に現代演劇を創作する世田谷パブリックシアターの「現代能楽集」シリーズ。その第10弾に、相葉裕樹さんが出演します。作品は、能の『道成寺』と『隅田川』に題材をとった『幸福論』。ミュージカル以外の舞台に出演するのは約6年ぶりという相葉さんに、意気込みなどを伺いました。

――現代能楽集シリーズへの出演オファーを聞いたときは、どう思われたでしょう?

「正直、どういう舞台なのか、あまりイメージできませんでした。僕がこのシリーズを観ていないことが大きいと思います。でも能が持っているテーマには、普遍的なものが多かったりするので、それを現代劇に落とし込んで新しい作品をつくるのは面白そうだなと。久々のストレートプレイで、新たな挑戦ができるのは嬉しいですね。どんな芝居ができ上がるのか、楽しみです。実は僕、3か月ほど能を習っていたことがあって」

――いつ頃ですか?

「19歳のときです。でも、ちゃんとした知識もないまま、“やっている真似”をしていただけだったから、よくわかってなかったですね。先生の謡(うたい)をなぞったり、能の映像を観たりしたんですけど。改めて、今回の作品の土台になっている能『道成寺』と『隅田川』を観て勉強できたらと思っています。作品への理解を深められるんじゃないかなと思います」

――瀬戸山美咲さんと長田育恵さんという、今注目の劇作家・演出家が書き下ろした2話から成る『幸福論』。少数精鋭のキャストも魅力的です。

「演劇界の大先輩とご一緒できることへの期待感がすごくあります。そこで自分に何ができるのか?ということが課題になってくると思うので、とにかくどっぷりつかっていろいろなことを吸収していきたいです。僕がメインのキャラクターで出演するのは『道成寺』のほう。人間の醜い部分、愚かな部分がギュッと凝縮したような家庭が描かれていて、ドロドロした執着とか愛の歪みが根本にある話なので、皆さんとお芝居をしたときに、そこにどんな毒が出てくるのか。そういうところも含めて楽しみです」

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