インタビュー・レポート

松本幸四郎さんが尾上松也さんとオンライン対談。自宅から『歌舞伎家話』を生配信

【今、この人に会いたい!】 “おうちで楽しむ”特別編


幸四郎さんが自宅で撮影したという『歌舞伎家話』のイメージ写真。楽しいトークイベントになりそうだ。

歌舞伎座5階にある歌舞伎座ギャラリーで定期的に開催されている『歌舞伎夜話』。この歌舞伎俳優による人気トークイベントの特別編が開催されます。読み方は同じ“かぶきやわ”でも、松本幸四郎さんがゲストとのオンライン対談を自宅から生配信する『歌舞伎家話』。昨今の状況で歌舞伎興行の中止や延期が相次ぐ中、新たに考案された“おうち企画”です。


十代目松本幸四郎(まつもと・こうしろう)/歌舞伎俳優。1973年、東京都出身。79年に三代目松本金太郎を襲名して初舞台。81年に七代目市川染五郎を襲名、2018年に十代目松本幸四郎を襲名。日本舞踊松本流の家元であり、また歌舞伎以外の舞台や映像作品でも活躍している。

第1回のゲストは、尾上松也さん。幸四郎さんによると、トークのテーマは“凄艶(すごつや)”だそうです。「僕は歌舞伎の家に生まれ、歌舞伎の世界で育ち、歌舞伎を生業(なりわい)とする人間。色彩豊かでファンタジーで、人間味溢れる歌舞伎のように、“凄く艶やかなお話”をお届けできればと思っています」と意気込みを語ります。

二代目尾上松也(おのえ・まつや)/歌舞伎俳優。1985年、東京都出身。90年に二代目尾上松也を名乗り初舞台。高い歌唱力を持ち、映像作品のほかミュージカルといった歌舞伎以外の舞台でも活躍。また、歌舞伎自主公演『挑む』やオリジナル公演『百花繚乱』も行っている。

3月に歌舞伎座でYouTubeでの無料配信用の動画を無観客で撮影して以来、まったく舞台には立っていないという幸四郎さん。戸惑いと不安の中、役者は劇場がなければ何もできない存在なのだろうか? 歌舞伎や舞台芸術は平穏な時代にしか存在できないものなのか?と自問する日々を送っていたそうです。

そんなときに飛び込んできたのが、曽祖父の七代目松本幸四郎さんが、終戦直後の前橋(群馬県)で歌舞伎を上演した際の映像が見つかったというニュース。その映像には、空襲で焼け野原になった街にしつらえられた仮設舞台に多くの人が詰めかけ、七代目が熱演する『橋弁慶』を楽しむ姿が記録されていました。

「曽祖父たちがいたからこそ、現在も歌舞伎が存在し、僕らは歌舞伎を演じられるのだと改めて実感しました。そして、終戦直後の混乱と不安が渦巻いていた時代に、歌舞伎が必要とされていたことも」と幸四郎さん。「人と常に寄り添っていられる存在であるべく、歌舞伎を生かし続けたい。一つ所に集まることなく、多くの人に観ていただけるものを形にすることが、自分が今やるべきことだ」と思い至り、今回の企画が実現しました。

配信は5月29日(金)の夜。イープラスの新サービス「Streaming+」を用い、時間は45分程度になるとのこと。事前にイープラスの専用サイトから視聴券(1000円)を購入すれば、お手持ちのスマートフォンやタブレット、パソコンでご覧になれます。さて、どんな“凄艶”話が飛び出すのでしょう? おうちでぜひ、人気花形俳優2人による歌舞伎トークをお楽しみください。

歌舞伎家話/Kabukiyawa

歌舞伎夜話特別編『歌舞伎家話』

第1回配信日時/2020年5月29日 20時頃~(45分程度を予定) 配信場所/イープラス「Streaming+」 配信内容/松本幸四郎とゲストによるトーク配信 第1回ゲスト/尾上松也 料金/1000円(税込み)
視聴券申し込みはこちらから( https://eplus.jp/kabukiyawa-ppv/
※視聴チケットは、5月29日(金)23時00分まで発売。配信開始後やライブ配信終了後にチケットを購入された方も、5月30日(土)20時00分までアーカイブ配信を視聴できます。

構成・文/岡﨑 香

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