インタビュー・レポート

フェアリー ジャパン POLAの美しき妖精たちがまとう!ツキを呼ぶ晴れ着

注目のアスリートがまとう ツキを呼ぶ晴れ着 第1回(全2回) 東京2020オリンピックでの活躍が期待される新体操女子団体のみなさんと、スポーツクライミングの楢﨑智亜さん。鍛え抜かれたアスリートの体に、松竹梅や宝尽くしなど「ツキを呼ぶ」文様の晴れ着がよく映えます。オリンピックの舞台でも、この眩しいほどの笑顔が咲き誇りますように!

一糸乱れぬ美しき妖精たち
新体操女子団体 フェアリー ジャパン POLA

フェアリージャパン

左から:松原梨恵さん、竹中七海さん、杉本早裕吏さん、横田葵子さん、鈴木歩佳さん、熨斗谷さくらさん ※伊達衿 帯揚げ 帯締め/すべて和小物さくら 髪飾り/かづら清老舗 履物/銀座ぜん屋本店

「家族よりも長く一緒にいるからチームワークはどこにも負けません」

4時間の練習を終え、揃って姿を見せたフェアリー ジャパン POLAのみなさん。

彼女たちが「よろしくお願いします!」と笑顔で現れた途端、スタジオがパァッと明るくなりました。

フェアリー ジャパン POLAは新体操女子日本代表の愛称。

年1回、現メンバーも含めて行われるトライアウト(選手選考)に合格した少数精鋭の選手たちで、個人と団体の2つのグループに分かれています。

フェアリージャパン

左:竹中七海さん(濃紅色の綸子(りんず)地に王朝の継ぎ紙文様の振袖 唐草に鳳凰の帯/ともにはんなり浅草店)、右:杉本早裕吏さん(唐織で花の丸文を織り出した熨斗目の振袖 宝尽くし文様の帯/ともにマルナカ本社サロン)

今回ご登場のみなさんは団体のメンバーで、大会では5名1チームで2種目を実施。

2019年の世界選手権の団体総合で44年ぶりの銀メダルに輝き、東京2020オリンピックの出場枠を獲得しました。

ただ、実際に出場する代表選手五名が決まるのは春以降。彼女たちは互いにチームメイトであると同時に、ライバルでもあるのです。

フェアリージャパン

左:熨斗谷さくらさん(金駒刺繡が豪華な振袖/マルナカ本社サロン 鶸(ひわ)色の帯/西陣坐 佐織)、右:鈴木歩佳さん(若さが引き立つ朱色地に青海波文様の振袖/はんなり浅草店 黒地に松竹梅の帯/西陣坐 佐織)

1年の大半を日本とロシアでの合宿生活で共にし、厳しい練習を重ねている彼女たちは、とても仲よし。

「メンバーは第2の家族。何でもいい合えるし、顔を見ればその日の調子がわかります」と口を揃えます。

キャプテンを務める杉本早裕吏さんは、「帰省中でもメンバーに電話することがあります。1週間離れただけで寂しくなってしまって」と笑いながら話してくれました。

そんな彼女たちが、ロシアを筆頭にした世界の強豪国と戦ううえで、最大の武器としているのがチームワーク。

フェアリージャパン

左:横田葵子さん(可憐な小袖文様の友禅の振袖/はんなり浅草店 朱色地にダリアを織り出した帯/おび弘)、右:松原梨恵さん(茶屋辻文様に花々を刺繡した正統派の振袖/マルナカ本社サロン 菊に唐草の帯/おび弘)

「誰かがミスをしても、瞬時に判断して、ミスに見せないようにカバーできるのが強みだと思います」と横田葵子さんは胸を張ります。

「私たちはボールの片手キャッチが得意で、どんなに高く投げても、リスクを恐れず、片手でキャッチします」と教えてくれたのは鈴木歩佳さん。

松原梨恵さんは、「日本代表はどこよりも試合に生きる練習をしているチームです。普段の練習から120パーセントの力で取り組んでいます」と力強く話します。

中学生や高校生の頃から親元を離れて新体操に打ち込んできた彼女たちは、年齢以上にしっかりしているのと、家族への感謝の念が強いのも共通しています。

「家族のサポートなしにはここまでこられませんでした」と竹中七海さんがいえば、「どんなときも応援してくれている家族のため、今できることを精一杯やりたい」と熨斗谷さくらさん。

フェアリージャパン

2019年の世界選手権の種目別ボールで演技をする選手たち。ミスのない演技で29.550点をマークし、金メダルを獲得! 日本の団体史上初の快挙でした。©zuni

撮影では、振袖での演技という無茶なお願いに応えて、美技の一端を華麗に披露してくれたみなさん。

指の先まで、なんと美しいことか!

日本が誇るフェアリーたちの今後の活躍に、ぜひご注目ください。

フェアリージャパン

「それぞれの個性にぴったりです!」と好評だった振袖を着て大喜びのみなさん。よくしゃべり、よく笑い、よく食べ、本当に楽しそうでした。

注目のアスリートがまとう ツキを呼ぶ晴れ着(全2回)

撮影/鍋島徳恭 きものコーディネイト/相澤慶子 ヘア&メイク/重見幸江、森川丈二、Arie Miyazawa〈すべてgem〉 着付け/小田桐はるみ、高橋惠子 取材・文/清水千佳子

『家庭画報』2020年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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