インタビュー・レポート

山崎まさよしさん14年ぶり長編映画主演は泥棒役!? 北村匠海さんと語る『影踏み』

【インタビュー連載】今、この人に会いたい!


初共演で兄弟役のお二人。「実際には、僕は弟のいる長男」(北村さん)。「僕は姉貴のいる弟。だから、最初はお互いに探り探りで演じていたと思います」(山崎さん)。

20年前に起きたある事件をきっかけに心に傷を負った真壁修一(山崎まさよし)。家人が在宅する深夜に家に忍び込み、現金を盗み出す凄腕「ノビ師」になった修一はある日、忍び込んだ先で偶然、遭遇した事件をきっかけに逮捕されてしまう。数年後、出所した兄に影のように付き従う修一の弟・啓二(北村匠海)と“独創的なバディ”を組み、陰謀を解き明かしていく。そして、20年間止まっていた修一の“時計”の針が動き出す――。

『64−ロクヨン−』『クライマーズ・ハイ』などで知られる横山秀夫さんによる同名の小説が原作の映画『影踏み』が11月15日(金)に全国公開されます。修一役の山崎まさよしさんと、啓二役の北村匠海さん、初共演とは思えない息の合ったお二人に話を伺いました。

――山崎さんは14年ぶりの長編映画の主演ですね。

山崎まさよしさん(以下、敬称略):原作者の横山秀夫さんのファンで、刊行されたものは全部読んでいました。もちろん、今回の『影踏み』も読んでいて。その横山さんから直接、声を掛けていただいて、さらに映画『月とキャベツ』でご一緒した、しのさん(篠原哲雄監督)と松岡周作さん(プロデューサー)から声を掛けられたら、断る理由が見つからないですよね。

でも、司法試験の受験を目指していた修一がある事件をきっかけに心に深い傷を負って、泥棒になるという難しい役。引き受けるにあたって考えたのは、泥棒って人間の一番底辺の存在なのかなということ。実は歌詞を書く時は、底辺から見えるさまざまな景色を描きたいと思っているんです。だから、世の中を下から眺める修一という役だったら、いけるんじゃないのかなとも思いました。

――北村さんは、この映画へのオファーをどう受け止めましたか?

北村匠海さん(以下、敬称略):正直、びっくりしました。篠原監督とまさよしさんのタッグ。そして、ものすごい先輩キャストのみなさんが揃っていらっしゃるなかに入れていただいて……。
山崎:本当に豪華なキャストだよね。
北村:はい。ここで一発かまさないと、自分に自信が持てなくなると思いました。俳優生活で一番の危機だと思って、すごく気合が入りました。
山崎:僕もここでかましとこうかなと思いました(笑)。
北村:あまりにもプレッシャーがかかりすぎて、だんだん無の境地に入ってきて(笑)。
山崎:プレッシャーを脱ぎ捨てた?(笑)
北村:やるしかないな、と覚悟を決めて。でも現場に入ったら、尾野真千子さん(修一の恋人・安西久子役)も大竹しのぶさん(修一と啓二の毋・真壁直美役)も監督も、撮影当時20歳だった僕みたいな若造を皆さん、かわいがってくださって、ありがたかったです。

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