インタビュー・レポート

蜷川実花監督が語る、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』

【インタビュー連載】「今、この人に会いたい!」蜷川実花監督 ※プレスシート(非売品)のプレゼントあり!


独自の色彩感覚で国内外から高く評価される蜷川実花監督。『Diner ダイナー』に続き、本作が今年2本目の公開映画となる。

描いたのは『人間失格』ではなく、それを著す前後の太宰 治

「最後の3年間のひどいことったらなくて。そこを紡いでいったら、面白いんじゃないかなと思ったのがきっかけです」。蜷川実花監督は、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』を撮ることになったきっかけをこう語ります。

そもそもは太宰 治が死の直前に完成させた『人間失格』の映画化という話だったとか。それを機に作品を読み返し、太宰に関わった3人の女性たちが残した手記を読み、彼の生涯を年表にまとめた蜷川監督は、「これは、本人のほうがよほど失格なのではと思ったし(笑)、興味深かった」といいます。そして、『人間失格』ではなく、『人間失格』を執筆した前後の太宰を描く本作が完成しました。

様々な登場人物の中で、「太宰が一番シンクロしやすかった」という蜷川監督。それは、同じ表現者として、「正当に評価されないもどかしさのようなものは、少なからず自分の中にもあるし、文豪然としていることに対する違和感や嫌悪感を持つような気持ちも、けっこうわかるなぁ」というところがあるから。特に、坂口安吾(藤原竜也)とのやりとりは「ものをつくる者にとっては、すごく重要なキーワードがいっぱいあると思っていて。撮っているときも編集しているときも、いつも胸に突き刺さりました」。

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