インタビュー・レポート

石丸幹二さん、男二人が火花を散らす極上ミュージカル『ペテン師と詐欺師』

石丸幹二さん

ジャケット、カットソー、ポケットチーフ、パンツ/ダンヒル

リゾート地リヴィエラで最後に笑うのは誰?

物語の舞台は、南仏の高級リゾート地リヴィエラ。主人公は、アメリカから来た若くて粗野なペテン師フレディと、優雅かつダンディな魅力と入念な仕掛けでリッチな女性たちから大金を巻き上げる、凄腕詐欺師ローレンス。

1度は手を組んだものの仲違いをした2人は、ある育ちのよさそうな令嬢をカモに、縄張りをかけて腕を競うことに……。

そんなミュージカル『ペテン師と詐欺師』が、2019年9月に新橋演舞場で上演される。

原作は1988年のハリウッド映画。2005年にブロードウェイで初演され、トニー賞10部門にノミネートされた傑作コメディだ。

「オファーに飛びつきましたよ。願っていたことなので」と話すのは、ローレンス役の石丸幹二さん。

「30代の終わり頃でしたか、ブロードウェイでこの作品を観て、いつか日本でこんな作品がやれたらいいな、もうちょっと年をとったらローレンスをやってみたいな、と思っていたんです。

その翌年くらいに初演された、鹿賀丈史さんと市村正親さんによる日本キャスト版も観ています。やはり楽しい作品だなと思いながら。それがまさかこういった形で、僕にチャンスが巡ってくるとは思ってもいませんでしたから、嬉しいかぎりです」。

石丸さんとのW主演でフレディを演じるのは、音楽活動も展開している実力派俳優・山田孝之さん。

今回新たに演出と上演台本を手がける福田雄一さんからの信頼も厚く、すでに福田さんが演出するミュージカル二作品で主演を務めている。

「山田さんは演じるキャラクターによって、カラーまで変えて見せる俳優さん。いろいろなことにチャレンジされていて、面白いかただなという印象です。お目にかかったことはまだ1度しかないんですが、とても謙虚だった。

でもきっと、内に熱いマグマのようなものを秘めているんだろうなと感じました。そのパワーやセンスが、アクティブで才気溢れるフレディにどう生かされて、そこに僕自身はどう応じていけるのか。まさにがっぷりと組む役柄なので、どんな稽古になるのか楽しみです。

既成概念を打ち壊してくれるような、面白い稽古場になっていくんじゃないかと感じているので、僕も負けずに、個性をたっぷり出していかねばと思っています」

「少しでも吸収したいです!」—山田孝之さん

山田孝之さん

深夜ドラマ、映画とご一緒してきた福田雄一さんと、次は何をやろうか?と考えたときに浮かんだのがミュージカルでした。

『フル・モンティ』『シティ・オブ・エンジェルズ』に続いて、今回が3作品目。歌は大好きですし、大先輩で大スターの石丸幹二さんとのW主演ということで、楽しみで仕方ないです。

石丸さんの舞台を観に伺ったら、めちゃくちゃセクシーで格好よくて、みんなが“優しくて何でも教えてくれるよ”というので、どんどん聞いていこうかなと。

カンパニーの中で僕がいちばん舞台に不慣れなことはわかっているので、とにかく頑張って、少しでも吸収したいですね。福田さんの作品の魅力はやっぱり“笑い”。

自分も楽しみつつ、観劇してくださる皆さんにも目いっぱい楽しんでいただきたいと思います!

山田孝之(やまだ たかゆき)
1983年、鹿児島県出身。99年に俳優デビュー。映像作品を中心に活躍し、2011年にはニューヨーク・アジア映画祭でスター・アジア・ライジング・スター賞を日本人として初めて受賞。14年には福田雄一演出のミュージカル『フル・モンティ』で主演を務め、初舞台を踏む。

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