インタビュー・レポート

ドラマ『科捜研の女』が初の映画化! 沢口靖子さんにとって榊 マリコ役とは?

『科捜研の女-劇場版-』

沢口靖子さん

科捜研の榊 マリコは分身のような存在

多くの美しき才能を発掘してきた「東宝シンデレラ」オーディションで第1回のシンデレラに輝いたのが、今なお国民的女優として活躍している沢口靖子さん。

その代表作として挙げられるのが、今秋、初の映画化が実現するドラマ『科捜研の女』である。

1999年にスタートし、現行のドラマのなかでは最長の歴史を誇る長寿番組。まずは法医学研究員の榊 マリコとの出会いについて伺った。

「この作品のお話を初めていただいたとき、それまで耳にしたことがなかった“科学捜査研究所”って何だろうと思いました。実は『証拠は語る』という本がベースになっておりまして、その本から犯罪現場に残された髪の毛1本や1滴の血液から犯罪が解き明かされたり、時に犯人の心情にまで迫ったりできることを知り、とても新鮮で面白いと感じたことを覚えています。初期のマリコはコミカル路線のキャラクターで、私生活では極端にずぼらな人物として描かれていました。かたや科学のエキスパートとして仕事のできる女性なのですから、その完璧でないところがマリコの魅力と捉えました。

また、かつては小野武彦さんが演じるマリコの父親と自宅で過ごす場面が描かれていたこともありましたが、今は事件で始まり、科捜研メンバーや土門刑事と真実解明に向けて突き進むというシリアス路線に定着してきたんです。そして科学一辺倒だったマリコもシリーズを重ねるなかで、人として女性として成長してきました。30代半ばで出会った役ですが、今では私の分身のような存在です。1年に一度は必ず帰る場所ですね(笑)」

人生をともに歩んできたこの役をどのような思いで演じてきたのだろうか。

「マリコの物の考え方は理系で正確さや規則正しさを重視する人ですが、そこは似ていると思います。一方でマリコは家の片付けが苦手で、思い立ったらすぐに行動に移すタイプですが、私は几帳面で慎重派です。マリコを演じるうえで大切にしているのは、自分の仕事に対して信念を持っていること、そして真実を見つけることを決して諦めない姿勢です」

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