動物

ペットのために特別に作り上げた専用のお部屋! 猫たちもご満悦

動物たちと楽しく暮らす「犬+α」の豊かな生活 第5回(全10回) 動物たちの守護神・野村獣医科Vセンターの院長、野村潤一郎さんのもとに飼い主からこんな話が。犬の飼い主から「うちの子が私から離れず出かけることもできません」。猫の飼い主から「この子は私のことを本当に愛しているのでしょうか?」。つまり、犬の飼い主は犬らしさに疲れ気味で、猫の飼い主はペットに犬らしさを求めている、と野村先生。では、どうすれば? 犬+α、猫+αの動物ライフは「飼い主と動物たちの精神のバランスが取れた豊かな世界」と野村先生はいいます。動物一家の楽しい暮らしを紹介します。前回の記事はこちら>>

動物一家の楽しい暮らし

異なる動物たちが一緒に暮らすペットライフは「ほのぼの」の連続です。飼い主さん本人が撮影した写真と共に、動物一家の楽しさを語っていただきました。

柳川さん宅

猫が好む高い場所を各部屋に設置。

珍しい猫たちがくつろぐペット専用の部屋で
犬や猫と遊ぶ大切な時間

まず驚くのは猫の数の多さ、そして種類。たくさんの珍しい猫たちが優雅にくつろぎ、そしてその中に何やら異なる動物が……。

もともと実家で幼少期から多くの犬と猫に囲まれて育ち、「生活の中に動物がいるのが当たり前で、いないと落ち着かない」柳川さんが一人暮らしをするようになって最初に飼ったのが、今は12歳になるポメラニアン。

1匹だけだと寂しいのではないかと、次にペルシャ、その次にベンガルが加わって、しばらくその3匹との暮らしが続き、広いマンションに越した数年前から猫の数が増えていったそうです。違った種類の猫を飼ってみたくて多くはブリーダーから購入。

柳川さん

柳川凉子さん
【家族構成】1人+犬1匹(ポメラニアン)+猫15匹(メインクーン、ペルシャ、ベンガル、スナネコ)+フェネック1匹+クルマサカオウム1羽

そして目を引くのが猫たちのためにしつらえた立体的な空間です。もはや動物アミューズメントパークといった様相。

「マンションはどうしても平面的なスペースになってしまうので、猫が好きな縦移動ができて、移動範囲が広がるようにとキャットウォークを作りました。去勢・避妊していない子や、相性の悪い子は部屋を分け、多頭飼いだと誰かが風邪を引くとうつってしまうので、隔離できるように小部屋もあります。食べるご飯も全員一緒ではないので、部屋を分けることが必要なんです」

ポメラニアンの"レオたん"も猫たちとすっかり友達に

ポメラニアンの“レオたん”も猫たちとすっかり友達に。

その猫たちの中をのびのびと遊び回っているのがポメラニアンと、1枚の愛らしい写真に心奪われ欲しくなって購入したフェネック。フェネックはアフリカの砂漠に棲息するキツネで、飼育の感覚は犬に近いそうです。

「一緒にしていてもケンカなどせずにくっついて寝たり、おもちゃを追いかけたり一緒になって遊んでいます。たまにケンカのような雰囲気になって唸ったりしていますが、誰かが仲裁に入ります」

フェネックの"スダちゃん"は犬的でやんちゃ

フェネックの“スダちゃん”は犬的でやんちゃ。

会社経営者の柳川さんが昼間仕事に出ている間は、ペットシッターに交代で午後何時間か来てもらっています。動物たちと過ごせる時間は朝と夜。

「帰宅が日付を越えることもありますが、遊びはじめると際限なく遊んでしまうので夜一緒に過ごす時間が長いですね」

けれども、柳川さんの動物愛の深さを感じるのは、むしろ空間を含めた徹底した健康管理にあります。朝晩掃除は自ら行い、「ウンチやおしっこの回数は自分でチェックしたい」と、動物病院用の体重計も自宅に設置して毎日全員の体重を量り、体重の増減がおかしい子がいればすぐに病院に連れて行く。

フェネックと猫

それぞれが落ち着けるベッドも随所に。左がフェネック。

「1匹で飼われている子よりも数匹で飼われている子のほうが、人間に対してもほかの動物に対しても友好的な気がします。新しく小さな子が来ても面倒を見ますし、動物病院で先生を咬んだり、よその子に吼えたりすることもないですね」

飼い主の愛情に、健全で快適な環境が加わればこそといえそうです。

監修/野村潤一郎(野村獣医科Vセンター院長) 構成・文/三宅 暁(編輯舎)

『家庭画報』2020年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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