インタビュー・レポート

デビュー35周年の今井美樹さん。オーケストラで名曲たちが新たに甦る

――ジャズの作編曲家、指揮者として世界から注目を集める挾間さんが手がけた「幸せになりたい」ほか2曲のアレンジも魅力的です。肩の力が程よく抜けた大人な感じで。

「私も、彼女がアレンジした3曲を聴いて“大人になるっていいな”と思いましたね。『幸せになりたい』は、青春時代をともに過ごした長年の友人たちに、今の自分たちにふさわしいテンポ感や温度で改めて曲を届けるようなイメージで編曲してもらったんですが、レコーディングを終えた瞬間、本当に早く友達に聴かせたい!という気持ちになりました。レコーディングでジャズオーケストラを指揮する挾間さんの楽し気な雰囲気がまた素敵で。彼女自身が音楽のようで、それが演奏家たちに伝わって表現されていくのを見て嬉しくなってしまいました」

――“大人になるっていいな”といえば、9曲目の「夕日が見える場所」は、まさに“年を重ねるって素敵なことだな”と思わせてくれる曲です。

「聴く人それぞれの自叙伝のような歌だと思っています。人生にはいろいろあるということが描かれていて。2004年にリリースしたアルバムの曲なんですが、その頃は私自身、大きく変わった人生を、迷いながらもとにかく一生懸命生きていた毎日で。そんなときに秋元康さんが書いてくださったこの曲の歌詞を読んで、“それでいいんだよ、頑張っているんだから。ちゃんとわかっているよ”と言ってもらったような気がしたんです。もっと穏やかな気持ちで“これが私の人生よね”と言える今、自分のためにも歌いたいと思った曲です。同じように、今だからもう一度歌いたい、残したいと思った『未来は何処?』と一緒に、武部さんに編曲をお願いしました」


オリジナルの「夕日が見える場所」はロックバラード。「ライブでこの曲を聴いた母が“あなたに似合う素敵な曲ね”と言ってくれたときは、すごく嬉しかったですね」

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