インタビュー・レポート

デビュー35周年の今井美樹さん。オーケストラで名曲たちが新たに甦る

――オーケストラアレンジで再録音をという思いは、いつ頃からあったのですか?

「制作チームの中では、話自体はもう何年も前から上がっていました。特に布袋さん(本アルバムの共同プロデューサーでもある夫の布袋寅泰さん)には、時代を問わず輝きを放つスタンダードになりうる楽曲をたくさん持っているシンガーとして、オーケストラサウンドで絶対にアルバムを作るべきだと、ずっと言われていて。ただ、ロンドンに引っ越して新しい環境で暮らす私の中には、今感じているものを残したいとか、もっと何かを探したいという思いもあって、既存曲をレコーディングし直すのは今ではないなと感じていたんです」

――デビュー35周年は、ちょうどいいタイミングだったのですね。

「そうですね。実は私はあまりデビュー日とか、周年のタイミングを気にしていないんです。でも、35周年に入る今年の5月21日(今井さんのデビュー日)の会場を、コンサートの制作を手伝ってくれるスタッフが押さえてくれていて、『じゃあ、ライブやろうよ!』と私が前のめりになって(笑)。せっかくだから、そこでスペシャルなライブをやろうよと話が進んで、だったら、それに合わせてオーケストラでのアルバムの制作も始めようということになりました」

――そこから、日本を代表する4人の音楽家、千住 明さん、服部隆之さん、挾間美帆さん、武部聡志さんが編曲を手がける贅沢な企画がスタートしたわけですね。1曲目の「PRIDE」のイントロを聴いただけで、もう引き込まれます。それこそ大作映画のサントラのような壮大さがあって。

「あの1曲目の“幕開け感”はすごいですよね(笑)。そこから景色がバーッと広がっていくような豪華なサウンドで。そういうイントロダクションにしたいと、布袋さんから服部さんにリクエストしたそうです。“THE・今井美樹”な曲のアレンジは千住さんと服部さんにお願いしようということで、『PIECE OF MY WISH』は千住さんに編曲していただいています」


2012年より英国ロンドン在住。今回の日本への一時帰国は2カ月程度の予定という。「(コロナ禍での)入国後2週間の自宅待機期間がとても長く感じました」

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