インタビュー・レポート
2020/01/20
2019年は『ロミオ&ジュリエット』『エリザベート』『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』と、3つのミュージカルに出演した。
舞台『メアリ・スチュアート』が、1月27日に幕を開けます。16世紀末のスコットランド女王メアリ・スチュアートとイングランド女王エリザベス1世の歴史的対立を題材にした人間ドラマ。2人の女王とそれを取り囲む男たちのさまざまな思惑が絡み合う、スリリングかつ哀感に満ちた作品です。女王の運命を左右する青年役で出演する三浦涼介さんに、抱負などを伺いました。
「嬉しい気持ちと、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。この1年半くらいミュージカルの世界にどっぷりとつかっていて、音楽の力やショー的な要素に頼ることなく、セリフや演技だけで物語をどこまで伝えられるのかということに、もっと取り組みたいという思いが強くなっていたところだったので。ミュージカルでたくさんのことを学ばせていただいたタイミングで、今回この作品に参加できることに、すごく感謝しています」
「それは、初めて台本を読んだときからひしひしと感じていました。プレ稽古として、台本の読み合わせをしたときに、演出家の森 新太郎さんと“モーティマーがいなければ、こんなことにはならなかったんじゃないか”“モーティマーさえ戻って来なければ”という話をして、さらにその重要さを感じると同時に、恐ろしい役だなとも思えてきました。でも、モーティマーが引き起こしてしまうことは、彼の純粋さから来るもので、彼自身は怖い人間ではない。森さんにご指導いただきながら、モーティマーの若さゆえの純粋さをしっかり表現できたらと思います」
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30歳を過ぎた今、「稽古がすごく楽しい」。© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.
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