インタビュー・レポート

イッセー尾形さんが“日本の近代漫画の祖”を演じる映画『漫画誕生』

相手にも自分にも、いろいろなことを喚起させる大切な要素は声

「最初に(楽天本人の)写真を見て、これならできるかなと思った」と言うイッセーさん。イッセーさんとよく似ているそうです。顔が似ているとやはり演じやすいのでしょうか。

「見た目は、お客さまに違和感なく観てもらえると思うんですけれども、北沢楽天さんの顔まで知っている人はほとんどいないと思うんですね。でも、似ていると、自分が感じたこととか、しゃべったこととか、しぐさとか、それもそれほど違わないんじゃないかと思うと、ちょっとは気がラクですね」

顔が似ているということは骨格も似ていて、声も似てくるもの。「声が大切な要素だというのが最近の僕の考えなんです」と言うイッセーさん。実在の人物を演じるときに、しゃべる声が聞ける資料があれば、もらうのだとか。声には、「その人の本質が出ているような気がするんです」と言い、「その人の声のトーン、メロディといいますか。それをマスターして、その声の調子でセリフを読む。そうすると、いろいろなことを喚起させるんです、相手にも僕にも。だから、間接的ですけれども、顔が似ていることは安心材料にはなりました」


声に着目するきっかけは、NHKスペシャル『未解決事件 File.07 警察庁長官狙撃事件』。中村 泰役を、本人の声から作っていった。

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