インタビュー・レポート

三浦祐太朗さんならではのハイブリッドアルバム『Blooming Hearts』をリリース

――「RAINY SLUMBER」はまた全然違った曲調ですね。歌詞に力強いものを感じる「Tell Me Now」もライブ映えしそうです。

「ちょっとAORな感じの『RAINY SLUMBER』は、僕にとっては初めての雰囲気の曲かもしれないです。詞は『MELODY』とは逆に、喪失感や未練、後悔をテーマに、わりと抽象的に書きました。『Tell Me Now』は、お客さんに向かって“本当の気持ちを聞かせてよ”と言いながら、実は自分自身への宣戦布告であったり、決意表明をしている曲です。そういう強い気持ちの曲を、アルバムの1曲目にできてよかったなと思っています。言葉にしないと現実になっていかないし、行動しないと何も動いていかないですから」


2017年にリリースしたカバーアルバム『I’m HOME』は、第59回日本レコード大賞・企画賞を受賞した。

――タイトルの『Blooming Hearts』に込められた意味は?

「“心に彩りを”という意味もあるんですが、それ以上に、だんだん開いてきた自分の心を意味しています。今回の47都道府県ツアーには、テレビやラジオで僕のことを知って、何となく来てくださった方もたくさんいるんですね。時間を割いて来てくださった皆さんに、せっかくなら楽しんでもらいたい。さらに、僕の人となりや楽曲、カバーを歌っている意味も知ってもらったうえで、ファンになってもらえたらと思いながら全国を回っているうちに、自分の心もオープンになってきたのを感じていて。自分はこういう人間なんですと伝えるのに、格好つけてはいられないですもんね(笑)」

――歌を歌って生きていこうという思いは、随分前から持っていたのですか?

「持っていました、中学3年の文化祭で初めて人前で歌った時から。歌う気持ちよさとか、聴いてくれる人がいる嬉しさを体感して、“これで生きていこう”と思いました」

――弟さんで俳優の三浦貴大さんが以前、自分はいまだに舞台に立つと緊張する、一人でステージに立つ兄はすごいと思う、と話されていたのを思い出しました。

「本人ともそんな話をしたことがあります。“役を演じることには慣れたけど、お客さんを一人で背負うのは俺には無理だ”と弟は言うんですが、僕からすれば、自分とは別の人間になりきって物語を作っていくことのほうがすごい。人には得手不得手があるんだな、なんて話しました。僕もプレッシャーは感じますが、ステージに立てるありがたさや気持ちよさのほうが大きいので、そういう意味ではこの仕事に向いているかもしれません」

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2020年1月号 11月30日(土)発売

新春特別付録つき!

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading