インタビュー・レポート

新国立劇場バレエ団の福岡雄大さんが語る『ロメオとジュリエット』の魅力

福岡雄大さん
11月に上演される『ジゼル』(バレエフェスタ in Kawagoe)では演出を手がける。「またこうした機会をいただくことがあれば、演出もやっていきたいです」

――バレエをやめたいと思ったことはありますか?

「何度もあります。子どもの頃は、少しでも友達と遊びたいですから。いつもレッスンが始まる15分くらい前まで遊んでましたね。泥まみれでレッスンに行って、みんなに“えーっ!?”って顔をされたこともありました(笑)」

――それでもやめなかったのは、踊ることが好きだったから?

「そうですね。僕はもともと体を動かすのが好きで、母親は最初、ピアノを習わせようとしたんですけど、見事に三日坊主(笑)。それで指先より体全体を動かすほうがいいだろうということで、姉が習っていたバレエスタジオに連れて行かれたのが、バレエを習い始めたきっかけです。習い事の延長でコンクールに出るようになって、そこで出会った同世代の子達に刺激を受けたりするうちに、徐々に仕事になっていった……というか、気づいたらそれしかなくなっていた。だからいまだに、バレエ=仕事という感覚があまりないんです。仕事だと思うと、辛くなっちゃう気もするし」

――では、福岡さんにとってバレエはどういうものですか?

「生きがいなんだと思います。日々鍛錬が必要で、肉体的にも精神的にも大変ではあるけれど、生きがいだから続けられる。同窓会で会った友人達が“まだバレエをやってるの? すごいね!”と喜んでくれたり、その場でスマホで検索して“今度これ観に行くね”と言ってくれたりすると嬉しくなります。やりたいこととは違う仕事をしている人がいたり、転職した人も多い中で、こうして好きなことを続けられていること自体、幸せなんだなと感じます」

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