フィギュアスケート

来季も目が離せないネイサン・チェン選手、紀平選手、そしてロシア女子に注目!


ほかの2人より数か月早生まれのコストルナヤ選手。エテリ組に移籍してからジャンプが急激に安定し、結果に繋がるようになってきました。エテリ組のジャンプコーチ、セルゲイ・デュダコフ氏の指導力、恐るべしですね。撮影/坂本正行(世界文化社 写真部)

アリョーナ・コストルナヤ
「Twilight 」

2003年8月24日生まれの15歳。2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位、2018年ジュニアグランプリファイナル1位。2018年ロシアフィギュアスケート選手権3位。

もともとノービス時代から、美しいスケーティングには定評がありましたが、エテリ組に移籍してからジャンプの軸が安定し、成功率が大幅にアップ。繋ぎの演技も磨かれて急成長し、層の厚すぎる!ロシアで上位争いに食い込むようになりました。

2018年12月のジュニアグランプリファイナルでは、アレクサンドラ・トルソワ選手を抑えて優勝。現時点では4回転は跳んでいませんが、

「トリプルアクセルをSP(ショートプログラム)、FS(フリースケーティング)両方に入れて、北京五輪に挑みたい」と公言しています。3月に行われた世界ジュニアフィギュアスケート選手権2019は、足の炎症のため欠場とのことで、その影響を心配していましたが、今回、元気な姿を見ることができて安心しました。

ドリーム・オン・アイスで披露してくれたのは、来季のSP「Twilight」。安定感の増したコストルナヤ選手が、映画『Twilight 』の主人公・ベラをどのように演じて、深めていってくれるのか楽しみです。

 


ネイサンが男子の「ジャンプの申し子」ならば、現在の「女子のジャンプの申し子」はトルソワ選手といえるのかもしれません。FSでの4回転3本、今季の試合で目にすることができるのでしょうか。撮影/坂本正行(世界文化社 写真部)

アレクサンドラ・トルソワ
「Shot me down〜Kill Bill」

2004年6月23日生まれの15歳。2018年、2019年世界ジュニアフィギュアスケート選手権1位。2018年ジュニアグランプリファイナル2位。2018年ロシアフィギュアスケート選手権2位。

2018年、2019年の世界ジュニア選手権を2連覇しているトルソワ選手。2018年の世界ジュニア選手権では、FSにおいて、4回転トウループ、4回転サルコウを成功!

公式大会での4回転トウループの成功は、女子では史上初、4回転サルコウは女子選手としては安藤美姫さん以来、2人目となります。1つのプログラムの中での2本の4回転着氷は、もちろん女子では初めて。

4回転はトウループ、サルコウ、ルッツの3種類、3回転はアクセルを除く5種類のジャンプを跳べるトルソワ選手ですが、なんと2018年8月初旬に行われたロシアのテストスケートのFSで4回転を3本成功させています。

さすが「(ジャンプ)技術のトルソワ」と言われるだけあります。今回のショーで演じたプログラムは2018/2019のSP「Shot me down〜Kill Bill」。軽快な曲に合わせて、身体能力とジャンプ技術の高さを見せてくれました。


それぞれ魅力的な15歳のロシアトリオですが、長い手脚と愛らしい表情が人気のシェルバコワ選手。この華奢な体から4回転ルッツを軽々と跳び、踊り滑るさまはまるで氷上のバレエリーナのようです。撮影/坂本正行(世界文化社 写真部)

アンナ・シェルバコワ選手
「A Comme Amour」

2004年3月28日生まれの15歳。2018年ロシアフィギュアスケート選手権1位。2019年世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位。

可憐な容姿で人気のシェルバコワ選手。4回転ルッツを得意としており、ジャンプが決まって流れを掴むと、圧巻の強さを見せます。ロシアだけでなく、世界に激震が走ったのは2018年12月19日(水)〜23日(日)に行われたロシアフィギュアスケート選手権。身長の伸びに苦しみ、不調を引きずったままだったザギトワ選手が3回転ルッツ、ダブルアクセルと2本も転倒し5位、メドベージェワ選手はSPの失敗が響いて7位とまさかの展開が繰り広げられる中、プレッシャにー打ち勝って優勝したのはシェルバコワ選手でした。

今回、2018/2019のSP「A Comme Amour」を披露して、その美しさとエレメンツの質の高さに、日本のフィギュアスケートファンをうっとりさせてくれました。安定感とメンタルの強さが増したように見受けられるシェルバコワ選手の来季に、要注目です。

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