インタビュー・レポート

話題の舞台に出演する松雪泰子さん。その輝きの秘密とは?

――華奢な体にそんな強さを秘めた松雪さんのパワーの源は何なのでしょう?

「何でしょうね。小さい頃から、絵を描いたり、音楽をつくったり、洋服をつくったり……何かをつくることが大好きで、この肉体を通して何かを表現するのが自分なんだと感じているので、それを全うするぞ、この体を100%使ってやるぞ、と思っていること……でしょうか」

――その自覚はいつ頃からあったのですか?

「何かをクリエイションして生きて行こうという思いは、洋服のデザインの道に進もうと思っていた高校生の頃には明確にありました。本当は建築家になりたかったんですが、残念ながらそこまで勉強ができなくて(苦笑)。だから、もしも生まれ変われるなら、今でも建築家になりたい。建築物を見るのも、建築家の方に話を聞くのも大好きで、どうやって空間をつくっていくのかを知れば知るほど惹かれますし、すごいなと思います」

――舞台上や映像の中に空間をつくっていくという点では、俳優も共通しているように思います。表現者としての今後の展望は?

「その瞬間、瞬間、自分がかかわっている作品に最大限に向き合い、それを最大限に楽しんで、観てくださる皆さんに届けて行くのみです。今回の舞台も、まだまだ未知数ではありますが、理屈抜きに突き刺さってくるネリーの言葉、彼女の世界、エネルギーを、私達を通して感じてほしいなと思います。もちろん舞台美術も素晴らしいし、音楽もとても美しい。これまでに味わったことのない演劇体験ができると思いますし、私自身もまた新たな領域に行けるように頑張ります」

文字どおり、抜けるような白い肌。ほっそりと儚げでありながら、凛として潔い強さを持った人だ。 

※サイン入り舞台チラシのプレゼント応募は、申し込みを締め切りました。

松雪泰子/Yasuko Matsuyuki

俳優

1972年、佐賀県出身。1991年にテレビドラマ『熱血!新入社員宣言』で女優としてデビュー。以降、映画、テレビドラマ、舞台と幅広く活躍。数多くの話題作に出演し、日本アカデミー賞優秀主演女優賞・助演女優賞などを受賞している。出演映画『鋼の錬金術師』が12月1日より公開予定。 

『この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』
11月4日~19日 天王洲 銀河劇場 S席9000円、A席6000円 お問い合わせ/パルコステージ 電話03-3477-5858
原作/ネリー・アルカン 翻案・演出/マリー・ブラッサール 翻訳/岩切正一郎
監督/菊地健雄 脚本/杉原憲明
出演/松雪泰子、小島 聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、奥野美和、霧矢大夢 広島、北九州、京都、愛知でも上演。

http://www.parco-play.com/web/program/gekijo2017/

カナダのモントリオールで2013年に初演された際の舞台映像。

 

ネリー・アルカンのポートレート(Ulf Andersen/Getty Images)。舞台に先駆け、10月21日には、ネリーの半生を描いたカナダ映画『ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で』(監督・脚本/アンヌ・エモン)も公開される。 

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ドレス/Hanae Mori manuscrit(ハナエ モリ マニュスクリ ショウルーム 電話03-6434-7117) ピアス、バングル、リング/NAGI NAKAJIMA(ナギ ナカジマ デザインスタジオ 電話047-411-4497)

取材・構成・文/岡﨑 香 撮影/舞山秀一 ヘア&メイク/石田絵里子〈air notes〉スタイリング/安野ともこ〈コラソン〉

 

 

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