インタビュー・レポート

自分を探す人生の旅。ブロードウェイの傑作『ピピン』に城田 優さんが出演!

2011年に『四つ葉神社ウラ稼業 失恋保険~告らせ屋~』で連続ドラマに初主演。自身が作詞・作曲したその主題歌でCDデビューも果たした。

――緊張をほぐす工夫は何かしていますか?

「10年ほど前までは、決まった曲を聴いていたんですけど、ある日、その曲が聴けない状況になって、初めてパニックに陥ったんです。これを聴けないと成功しないんじゃないか!?って。それで、やれなくなる可能性がある願掛けや験担ぎみたいなことは、全部やめました。それがやれないことで、できることができなくなったら本末転倒なので。今も続けているのは、目を閉じて深呼吸をすることと、近くにいる共演者の人やスタッフの人に頼んで、背中をバンと叩いてもらって、よし!と気合を入れること。ミュージカルのときは必ずやっています」

――今回演じるピピンは様々な転機を経験していきますが、城田さんご自身がこれまでの人生で大きな転機だったなと感じるのはどんなことでしょう?

「芸能界に入ったことですね。仕事的な転機はいろいろあって、その積み重ねで今があるのはもちろんなんですけれども、僕自身のいちばんの転機は、やっぱり13歳で事務所に入ったこと。そこからずーっと、あの役やりたい、この役やりたいと思いながら、レッスンしたり、歌ったり、踊ったり、お芝居したりということを、20年続けている。13歳の時点で別の夢があったとしたら、今とまったく違う人生、性格になっていると思います」

――では、この世界に入ってよかったと思うのはどういうところですか?

「フェイクではあるけれども、ロミオとして生きている時間があったり、トートという死の概念を生きている時間があったり……ただでさえ感情に忙しい人間の僕が、何十人もの別の人生を生きることで、自分自身の人生では絶対に味わえないような感情の数々を経験できたこと。それは、演出家になったら味わえなくなるものですからね……っていうと、もう俳優をやめるみたいですけど(笑)、まだしばらくはやらせてもらうつもりですよ!」

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2019年6月1日(土)発売

心潤す緑陰の美術館へ『家庭画報』2019年7月号

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading