インタビュー・レポート

念願叶う! 古川雄大さんが『エリザベート』にトート役で出演

姿形のない“死”をどう演じて、自分のトートを作っていけるか

これまでルドルフとして、様々な役者が演じるトートと向き合ってきた古川さん。なかでもマテ・カマラスさんのトートは印象に残っているそうです。「マテさんは野獣みたいなトートで。普通に笑うんです。それがマテさんが笑っているのか、トートが笑っているのか、わからなくなって、見ている僕はゾクッとして。予測不能な野獣トートは面白いなと思いました」。では、まだ稽古前ではありますが、古川さん自身はどんなトートにしたいと思っているのでしょう(※取材は4月上旬)。

「現段階では、観終わったときに、 “死ってなんだろう”みたいな問いかけができるトートでいたいなと考えています。“死”って、人によっても国や文化によっても考え方が違いますし、『エリザベート』の登場人物それぞれでもたぶん違うでしょうし……。一人の人でも、状況とか気持ちによっても違うものに見えると思うんですよね。“死”(の概念)はそこにいる誰かが生み出しているもので、変化する形のないもの。それをそのまま表現できたら。そうするには、どんなふうに演じればいいんだろうって、今は思っているところで。小池(修一郎)先生の中にもあると思うんです、トートというものが。それをどれだけ参考にしながら、自分のトートを作っていけるかが鍵ですね」


「トートの存在をルドルフが生み出しているのなら、ルドルフの気持ちがわかっているので、膨らませられるところもあると思います」

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2020年10月号 9月1日発売

福澤諭吉のすすめ

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading