インタビュー・レポート

倉科カナさんが新境地に挑戦。注目の日本初演作品『チャイメリカ』


出身地は熊本。同郷の行定 勲監督によるオリジナル映画『いっちょんすかん』に出演、昨年、『くまもと復興映画祭2018』でオープニングプレミア上映された。

――演出家は、日本で昨年初演されたルーシー・カークウッドの『チルドレン』も手がけて絶賛された栗山民也さん。頼もしい存在では?

「それはもう! 実は、憧れの栗山さんの演出が受けられることが、今回やらせていただこうと思ったいちばんの決め手なんです。栗山さんご本人もチャーミングな方ですし、何よりも発想が豊かで、どこからこんなことが浮かんでくるの!?と思うような演出が生まれる瞬間はドキドキします。その演出で芝居が変わっていくのを見ると、さらにときめいてしまうんです。素敵な現場にいられて、日々本当に幸せです。でも、だからこそ時々、泣きたいくらい落ち込んでしまって」

――それはまた、どうしてですか?

「速いテンポで稽古がどんどん進んでいくのに、自分はまだ役柄も掴めていないし、台詞も完璧じゃない。ひとつのシーンが崩れると、全部が崩れていくような繊細な作品でもあるから、足を引っ張らないように……と思っているのに、あまりに余裕がない自分が情けなくて。ただ、皆さん穏やかで仲がよくて、稽古場の雰囲気はすごくいいです。田中 圭さんとの舞台共演は今回が初めてなんですが、フラットなところから少しずつ着実に役を積み上げていく感じが、こうかな?ああかな?と色々なパターンを試しながら役にアプローチしていく私とは全然違っていて、面白いです」

――映像作品を主体に活躍されている倉科さんにとって、舞台はどんな場所ですか?

「正直、居心地がいい場所ではないです。私にとっては大きなチャレンジで負担も大きいですし、毎回、なんでこんな芝居しかできないんだろう?ってぐじぐじ悩んで、自分をどんどん追い込んでしまうから。でも、舞台をやらなきゃ映像の仕事も続けられないくらい、自分の糧になる場所でもあるんです。素敵な芝居が生まれていく瞬間や、俳優さん達が生き生きと芝居を構築していく姿を見ていると、やっぱり私は芝居が好きなんだな、幸せだなと感じます。ああ、これでまた1年、頑張っていけるなって」

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