インタビュー・レポート

原田知世さん、充実の今が詰まった新作アルバムを発売

原田知世さん

2018年も、先述のようにNHK連続テレビ小説に出演するなど、かなり忙しかったはずなのだが、原田さんは「すごく充実した一年だったなと思います。穏やかな気持ちで過ごせました」という。

「もちろん、撮影自体は大変でしたし、一日に撮る量も多いので、いっぱいいっぱいになりながら、必死で臨んでいた時期もありました。

それでも一年を振り返ってみると、穏やかだったなと感じるのが、自分でも何だか不思議で、面白い。心にちょっと、余裕を持てたからかもしれないですね」

約半年にわたって、“萩尾和子”という一人の人物を演じられたことも、貴重な経験だったそう。

「和子さんは演じていて楽しいキャラクターだったので、最後の撮影を終えたときには情が湧いて、寂しささえ感じました。

テレビの前の皆さんが、自分の親戚や友達、同じ町内会の人のような気持ちで見てくださっているのにも驚きましたね。街を歩いていると、見ず知らずの人に昔からの知り合いのように声をかけられます(笑)。

朝ドラの影響力を再認識しましたし、参加できてありがたいことだなと改めて感じています。この間、全く別の映画の舞台挨拶に登壇したときに“和子さーん!”と声をかけられたのには、さすがに困りましたけど(笑)」

そんな和子さんのイメージさながらに、ふんわりと優しく温かな雰囲気の中に、少女のような可愛らしさと透明感を持つ彼女は、51歳を迎えた今の心境を「すごくいい感じです」とにこやかにいう。

「2019年は、全国ツアーはできませんが、その分、1月の東京でのコンサートを、このアルバムを聴いてくださったかたにしっかり楽しんでもらえるものにしようと思っています。女優の仕事も、いい作品に出合えたら、引き続きやっていきたいです。

そのためにも、まずは健康であること。子育てが一段落して、そろそろ自分の時間ができる友達と旅もしたいですし、高齢になってきた母と過ごす時間も大切にしたいですね。

子どもの頃は、一日がとても長くて、時は無限にあるような気がしていました。年を重ねた今、そうではないんだと日々実感します。かといって、慌ててもしょうがないんですけれど、大事に過ごさなくてはと思いますね」

原田知世/Tomoyo Harada

原田知世/Tomoyo Harada

1967年、長崎県出身。自ら主題歌を歌った83年の初主演作『時をかける少女』でスクリーンデビューし、多数の映画賞の新人賞を受賞。以降、女優、歌手として活躍する。2019年1月28日に、渋谷・NHKホールでアルバム発売記念コンサートを開催予定。

原田知世『L’Heure Bleue 』

原田知世『L'Heure Bleue 』

左:初回限定盤UCCJ-9216 右:通常盤UCCJ-2161

発売日/11月28日
Verve/Universal Music
初回限定盤(SHM-CD+DVD)/3996円
通常盤(SHM-CD)/3240円
12月19日にはアナログLP(UCJJ-9016/3888円)を発売予定。

表示価格はすべて税抜きです。

取材・構成・文/岡﨑 香 撮影/合田昌弘 ヘア&メイク/小林雄美 スタイリング/梶 雄太

「家庭画報」2019年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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