インタビュー・レポート

あの熱狂が再び! パワーアップした山崎育三郎さんが臨む『プリシラ』

全国ツアー『山崎育三郎LIVE TOUR 2019~I LAND~』を2019年 1月~2月に埼玉、宮城、大阪、愛知、東京、福岡、広島、滋賀、静岡で開催。

――2018年は夏にオリジナルアルバム『I LAND』をリリースしたり、ご自身で作詞もされた歌「こどもこころ」がNHK「みんなのうた」で10月~11月にオンエアされたりと、歌の方面でも躍進。以前から曲づくりをされていたのですか?

「ピアノを弾くので、学生の時から遊びで作ったりはしていました。テーマを決めて、歌詞を書いてから曲をつけることもあるし、ピアノを弾きながら、気持ちがいいコード進行の流れをまず作ってみて、そこへメロディや歌詞をはめていくこともあります」

――やはり歌は小さい頃から好きだったのですか?

「そうですね。思えば、小学3年生の頃に歌のレッスンに通い始めて以来、ずっと歌っています。母が歌うことがとても好きな人で、僕を音楽教室に連れて行ってくれて。僕の2人の兄も、小さい頃からピアノやヴァイオリンを習っていたんですが、ラグビーをやっていたこともあって、途中で音楽のほうをやめてしまった。でも僕は、1度も歌をやめたいと思ったことがないんです。それくらい好きで、遊びだと思っていたから。今も自分が好きでやっていることなので、あまり“仕事”という感覚はないです」

――お兄さん達同様、山崎さんも何かスポーツを?

「僕は、地元の少年野球チームに入っていました。かなり本格的にやっていたんですよ。キャプテンを務めたこともあったし、全国大会のベスト8まで進んで、プロ野球選手になりたいと本気で思っていました。だから、たまたま小6の時に受けた、あるミュージカルのオーディションに合格して、野球チームの監督に“両立は無理だから、どちらかにしろ”と言われた時は、子ども心にしんどかった。主役として出ることも決まっていたので、泣く泣く野球のほうを諦めて、そこからこの世界に入りました」

――そんな山崎さんにとって、舞台はどういう場所ですか?

「自分が子どもの頃からいた場所なので、やっぱりホームグラウンドのような感覚があります。ライブも含めて、目の前にお客さまがいるという環境が、自分には表現するうえでいちばんしっくりくるというか、楽しんでできる場所だなと感じます」

――年明けからは、ご自身のライブツアーも始まりますね。

「夏に出したアルバム『I LAND』の楽曲を中心に歌う予定です。ミュージカルにしても、歌にしても、これまでは、すでにある役柄や曲に自分をはめて演じたり歌ったりしてきたんですが、今回のアルバムは全曲オリジナル。何もないところから、自分はどういうものを届けたいか、どういう気持ちで歌いたいかを考えて作っていったものなので、歌手としての新たなスタートラインに立つようなツアーになるんじゃないかなと思っています」

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