インタビュー・レポート

野口五郎さんが明かした胸の内「あの頃も今も、僕はあなたのために歌う」

70年代歌謡界のスターたち(後編)

70年代歌謡界のスターたち ブラウン管のカラーテレビが全国に普及した1970年代、歌番組は家族揃って楽しめる娯楽でした。“スター”“アイドル”と呼ばれた歌手たちとその歌は、私たちにときめきと夢を与えてくれたものです。そんな歌謡曲の黄金時代を、後編では歌手の野口五郎さんともに振り返ります。前編はこちら>>

1971年に歌手デビューし、西城秀樹さん、郷ひろみさんとともに「新御三家」として絶大な人気を誇った野口五郎さん。現在も毎年全国各地でコンサートを行い、甘くのびやかな歌声と巧みなギター演奏、軽妙なトークでファンを魅了しています。

そんな野口さんが、アイドル時代の葛藤、亡き親友・西城さんへの思い、自身が目指すライブの形などについて、胸の内を明かしてくれました。

野口五郎さん

ギターの名手としても知られる野口五郎さん。7歳上の兄の影響でギターを始めたのは小学生のときでした。GORO名義でギター・インストゥルメンタル・アルバムも発表しています。撮影時、ポロンポロンと搔き鳴らしていたかと思うと、突然歌い始めたのは「月光仮面は誰でしょう」! 見事な歌と演奏にスタッフ一同、拍手喝采でした。 シャツ8万円 パンツ12万円/ともにサルヴァトーレ フェラガモ(フェラガモ・ジャパン)

「花の71年組」スター代表 野口五郎さん
「僕はスター世代の末っ子で、アイドル世代の長男なんです」

15歳の野口五郎さんが『博多みれん』でデビューした1971年当時、歌謡界には五木ひろしさんや森 進一さん、にしきのあきら(現・錦野 旦)さんら多くの実力派シンガーがいました。

「僕自身もそうですが、みなさん作曲家の先生の門下生としてレッスンを積み、苦労してデビューされたかたばかり。僕は一人だけ年が離れていたためか、みなさんに弟のようにかわいがっていただきました。

それでも、スターの先輩がたと同じ楽屋を使うのは気が引けて、着替えとメイクはいつもトイレでしていましたね」

野口さんがデビューした5か月後、オーディション番組『スター誕生!』が放送開始。スカウトされてデビューするのが一般的となり、歌謡界が変わっていきます。

「実は僕、『スター誕生!』の歴代最多ゲスト出演者で、森 昌子ちゃんも桜田淳子ちゃんもデビュー前から知っているんです。

(西城)秀樹と(郷)ひろみも、スタ誕出身ではありませんが、スカウトされてデビューした組。彼らが出てきたときは、同世代の仲間ができる!と、すごく嬉しかったですね。

10代の若い子たちが増えるなか、自分はデビューが少し早かったので、ちょっぴり兄貴気分でいました。誰かが困っていたら相談に乗らなきゃと思っていたし、実際、よく恋愛相談を受けました。だから、僕は自分を『スター世代の末っ子で、アイドル世代の長男』だと思っているんです」

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