インタビュー・レポート

アルバム&ツアー“WALK”も好評! 布施 明さんが伝える歌の醍醐味

10月17日には2018年3月に渋谷、Bunkamuraオーチャードホールで行われたコンサートの模様を完全収録したBlu-ray『布施明 LIVE 2017‐2018 ROUTE 70‐來し方行く末‐』をリリースした。TKXA-1131/7130円+税

――どんな話でしょう?

「2人の人間が、地平線を越えた向こうには絶対に何かあるはずだと、地平線に向かって歩き続ける話です。

もちろん、いくら歩いても地平線は常に彼方にあって、越えられはしないんだけれども、疲れて“もういいや”と立ち止まると、歩き続ける人の後ろ姿がやがて地平線の向こうに消えるのを見て、“あいつは、とうとう地平線を越えたんだ!”と思うことになる。

それは悔しい。だから自分は歩き続けてしまうんだと思う、というような話。

そんなところからできてきたのが、『WALK』という歌です。気に入ったので、アルバムのタイトルも『WALK』にしました」

――芸の道の果てしなさを感じる話ですね。

「途方に暮れますよ。近頃どんどん道標もなくなってきているので余計にね。

僕は20代の頃にシャルル・アズナブールの来日公演に行って、歌は“語る”ものだと思い知ったんですが。以来、一時期は追っかけのように海外まで聴きに行っていたアズナブールが、今年亡くなってしまった。

どこまで行っても追いつけない“逃げ水”のような存在でも、僕にとっては大きな道標だったのに。

僕が歌謡曲を歌うきっかけになった『おもいで』や『霧の摩周湖』を書かれた水島哲さんと平尾昌晃さんも、一昨年、去年と立て続けに亡くなってしまって、どうしたらいいだろうかと」

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