インタビュー・レポート

黒澤 明監督の名作『生きる』がミュージカルに。市原隼人さんが新境地に挑む!


写真を撮るのが趣味。若い頃に買った8mmビデオカメラを使ううちに、コマ割りの勉強をする必要を感じてカメラを購入したのがきっかけだという。

――主要な役の大半がWキャストの中、市原さんはシングルキャスト。稽古が2倍できますね。

「そうですね。それが体調にいいことかどうかは、わからないですけれど(笑)。実は稽古前のワークショップで、1度喉を潰したんです。初めてのことで、どのくらいの力加減で臨めばいいかわからないので、1度、喉のことを考えずに気持ちだけでがむしゃらにやってみたうえで、丁寧につくっていこうと思って。そしたら、ワークショップで見事に声が出なくなりました(苦笑)。でも、そこまで感情を持って行けたことは、よかったなと思っています」

――初ミュージカルで、市村さんと鹿賀さん両方の息子役をやれるというのは、貴重な体験ではないでしょうか。

「はい。本当にありがたいことだと思っています。市村さんは母のような愛で優しく包みながら、みんなに声をかけ、士気を上げてくださる方。鹿賀さんは自分の歩んできた道や経験を、父のようにしっかりと背中で見せてくださる方。間違いなく、違う渡辺勘治になると思います。他のWキャストの方々もそれぞれタイプが違うので、間や掛け合い一つとっても違うものになるかと思うと、すごく楽しみです」

――ミュージカルには、以前から興味があったのですか?

「いえ、正直言うと、避けてきました。映像でも舞台でも、歌唱のない芝居しか経験したことがなかったですし、自分には縁がないと思っていたので。でも、24歳の時に、N.Y.のブロードウェイでミュージカルを初めて何本か観たんです。ブロードウェイのドキュメントを何かのテレビ番組で見て、血の滲むような努力をして、ものすごい競争を勝ち抜いてそこに立っている、そんな役者達の舞台を観てみたいなと思って」

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