インタビュー・レポート

黒澤 明監督の名作『生きる』がミュージカルに。市原隼人さんが新境地に挑む!

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硬派でまっすぐな人、という印象の市原さん。照れた顔や優しい笑顔とのギャップがまた素敵。

巨匠・黒澤 明監督の没後20年を記念して、世界で初めてミュージカル化される黒澤映画、『生きる』。自身が胃がんで余命いくばくもないことを知った役所の市民課長・渡辺勘治が、人生の意味を探し始めるこの名作の舞台版に、市原隼人さんが出演します。演じるのは、妻を早くに亡くした渡辺が、真面目一筋に働きながら育てた息子の光男。さて、その胸中は?

――本作品でミュージカルに初挑戦する市原さん。オファーを聞いた際は、どう思われましたか?

「どうして僕なんだろう?と、まず思いました。でも、せっかく挑戦の機会をいただいたのだから、やってみようと。その後、市村正親さんが出演されているミュージカルを観に行った際に楽屋に挨拶に伺ったら、市村さんがその場で『ゴンドラの唄』(映画『生きる』の劇中歌)を歌ってくださったんです。“ミュージカルの世界にようこそ”と言っていただいた気がして、僕はもう、固まってしまうくらい感激しました」

――市原さんは、その市村さんと鹿賀丈史さんがWキャストで演じる主人公の息子・光男役。舞台版は、原作以上に家族愛にフォーカスしたものになるそうですね。

「父と子の“すれ違い”が一つのテーマになっています。余命を宣告されたことで、自分の意見を言うことも避けてきたような内向的な父が、初めて外に踏み出して新たな自分を探し始めるのに、息子は父の努力も知らずに、目の前のことに真摯に向き合っていた昔の父を求めてしまう……。そんなふうにすれ違うさまや、戻らない時間、繊細でありながら大胆に動く感情が、メロディに乗ってより深くお客さんの胸に届くんだろうなと、稽古をしながら感じています」

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