インタビュー・レポート

競泳の金メダリスト大橋悠依さんが華やかなきもの姿を披露! 2022年の目標は?

“東京2020メダリスト”がまとう正月きもの 第1回(全5回) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で、世界中を沸かせたメダリストたちが、競技ウェアから晴れやかなきものに着替えてご登場。栄冠に輝くまでの道程や思い、周囲への感謝、これからの夢を語ります。

競泳(400・200メートル個人メドレー)
大橋悠依さん

大橋悠依さん

大橋悠依(おおはし・ゆい)
1995年滋賀県生まれ。イトマン東進所属。幼稚園時代に水泳を始め、小学3年生の時に50メートル背泳ぎでジュニアオリンピック初出場。2014年に東洋大学入学。17年の日本選手権400メートル個人メドレーで日本新記録を樹立。東京2020オリンピックの400メートル個人メドレー、200メートル個人メドレーで日本女子史上初となる2冠を達成。

大橋悠依さん

京友禅の粋(すい)を極めた染め技で、亀甲文様の橋をダイナミックに描き、金糸で彩った豪華な振袖。袖の白波が競泳選手の大橋さんにぴったり。
振袖、帯/創作京呉服 多かはし 帯揚げ、伊達衿/和小物さくら 帯締め/道明 髪飾り/かづら清老舗 履物/銀座ぜん屋本店 ヘア&メイク/Eita〈Iris〉 着付け/小田桐はるみ

「1年の延期には何か意味がある。そう信じて努力しました」

三姉妹の末っ子で、姉二人を追うように6歳で水泳教室に通い始めた大橋悠依さん。「当時のモチベーションは、月1回の進級テストに合格すると買ってもらえるアイス。単純ですよね」と笑顔で話します。

専門とする個人メドレーは、一人でバタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形を泳ぐ種目。きついのではと尋ねると、「きついです……!」と絞り出すようなお返事。

「特に400メートルはすごくきつくて、みんな泳ぎたがらない(笑)。でも、選手ごとに得意不得意があって、順位がよく入れ替わるのが面白いんですよ」。

「努力が報われた! という思いです」

明るい大橋さんも、東京2020大会が延期になってからは練習に身が入らない時期がありました。「でも、この延期には何か意味があるはず。一年あってよかったと思えるよう、体の弱いところを鍛え直したり、バランスを整えたりしようと気持ちを切り替えました」。

それが功を奏し、大舞台で見事2冠という快挙を達成。

「400メートル個人メドレーは力を入れて取り組んできたので、『努力が報われた!』と嬉しかったですね。200メートルは金メダルを取った後だったので、プレッシャーなく楽しんで泳いだら、思いがけず優勝できました」。

大会後は、応援してくれた人たちに感謝を込めてメダルを見てもらったという大橋さん。

「地元滋賀に帰ったときは、大好きだった小学校と高校の先生にも会いました。自分以上に喜んでくれて、本当に嬉しかったです」。

目を輝かせて話す大橋さんの次の大舞台は、2022年5月に福岡で開催予定の世界水泳選手権。

「目標は『水泳って面白いね』と思ってもらえるようなレースをすることと、自己ベストの更新です」。

舞台を東京から福岡に移し、大橋さんの活躍は続きます。

撮影/鍋島徳恭 きものコーディネート/相澤慶子 取材・文/清水千佳子

『家庭画報』2022年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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