インタビュー・レポート

岡田将生さんが舞台『ガラスの動物園』に出演。不朽の名作に挑む

――トムが早く抜け出したいと願っている閉塞感のある状況は、今のコロナ禍とも重ねることができそうです。

「そうですね。コロナ禍で、自分がやりたいことが思うようにできない辛さを感じている人も多い中、より共感してもらえるんじゃないかなと思います。実は僕自身は、ローラにもすごく共感を覚えているんです。自分に足りないものを自分自身がいちばんよくわかっているからこそ、内にこもってしまうんだろうなと。僕も学生の頃は、表立って何かをしたり、みんなの前に出るタイプじゃなくて、それがある意味コンプレックスでもありました。そんな自分を奮い立たせてくれるのが、この仕事なんです」

――ちなみに岡田さんにも、トムのように親御さんとぶつかった経験があるのでしょうか?

「あります。反抗期は、何かと母といがみ合うというか、衝突していました。母親っていちばん頼りになるのに、いちばん距離を置きたくなるような存在でもあるから、口うるさく言われると、ひねくれてしまうんですよね。その償いというわけではないんですが、今は母とは仲良く一緒にいようという気持ちが強いです。怖いなと思っているのは、昔の自分を思い返して、トムを演じているうちに涙が止まらなくなる日が出てくるんじゃないかと。それは避けたいと思っているんですが(苦笑)」

「やっと自分から母を誘える年齢になったのに、最近は一緒に出かけたくても母のほうから断られたり、“離れて”って言われたりするんです」と岡田さん。困惑顔にも優しい人柄がにじむ。

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